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セ・リーグ戦国時代  充実!広島の打 DeNAの投

2016年05月26日 | プロ野球

交流戦を前にしたセ・リーグの戦い。

開幕前に人気の高かった巨人・阪神の両チームは、
負けが込んでいるわけではないものの、
なんだか”イマイチ”な戦いぶりを続けています。

一方で、
人気薄だった広島、DeNAの戦いぶりが、
最近は際立ってきています。

広島は首位を快走。
マエケンが抜け、しかも黒田も一時離脱など投手陣が不安視されていましたが、
それを補って余りある打線の好調ぶりが目を引きます。

特に2000本安打を達成したベテラン新井がしっかりと4番に座ったことで、
その前後の打者のつなぎがよくなって、
打線の厚みが増していますね。

田中・菊池の好調の1・2番が出塁し、
丸・新井・エルドレッドのクリーンアップがしっかり返すというオーソドックスながら素晴らしい打線の構成で、
他の追随を許さない形になっています。

クリーンアップの各々の打点が多くて、
3人ですでに100打点を軽々クリアするという充実ぶりです。

下位にも本格化しつつある若手の鈴木誠や捕手の会沢など、
なかなかしぶといバッターがそろっていて、
相手ピッチャーにとっては息の抜けない打線ですね。
その波状攻撃を、
真っ赤に染まったスタンドが後押しするという、
相乗効果を生んでいますね。

投手陣はまだまだという感じですが、
ジョンソンが相変わらず安定感抜群で、
そこに黒田、野村などが絡むと、
まずまずのローテが組める感じです。
心配はブルペン陣ですが、
ここが安定してくれば、
久しぶりの優勝に近づくことができそうです。


一方のDeNA。
ラミちゃん新監督が開幕からドタバタせず、
負けても負けても泰然自若としていてファンをかなりやきもきさせましたが、
ここにきてけが人も戻ってきて、
ようやくチームの形が見えてきました。

今永、井納、石田の”トリプルI”が先発陣をがっちりと支えています。
この3人、防御率も素晴らしく、
完全に試合を任せられる頼もしいトリオです。

そして後半には、
セットアップの三上、クローザーの山崎が控え、
『勝っているときはお任せ』
の状態を作り出しています。

ここに山口、モスコーソ、それにベテラン久保か砂田あたりが絡んでローテを組めれば、
毎日安定した戦いぶりが望め、
昨年のような大型連敗の心配は完全になくなります。

あとは打撃陣次第ですね。
筒香、梶谷が戻り、
ロペスを加えた中軸はがっちり固まってきましたので、
後は1・2番と下位打線でしょう。

特に1・2番は早くしっかりと固定したいところですね。


広島、DeNAの両チームが好調な今年は、
後半戦のペナントレースが熱戦になる期待が大きいですね。

打線では抜きんでるヤクルトの浮上もあるかもしれませんし、
こちらも予想以上に健闘している中日も侮れません。

もちろん”本命”の2強、
巨人と阪神を忘れるわけにはいきません。


しかしその前に、
毎年一方的にやられ続けるパ・リーグ対策をどうするか、
そのあたりが心配なところでしょう。

去年は、
忘れもしないDeNAの大失速がありました。

この交流戦中にチームの調子が落ちると、
パ・リーグ勢は容赦なくたたいてくることが予想されますので、
なんとか調子を維持してこの【厳しい谷】を渡り切らなければなりません。

まあしかし今年のパ・リーグ勢。

SBは超絶な強さを見せつけていますが、
その他のチームはロッテが好調なぐらいで、
今一つ調子の波に乗れていないチームのほうが多いという現状です。

セのチームの戦い方としては、
SBとの対戦では3連敗を何としても避け、
下位に低迷するオリ・西武・楽天からごっそりと星を稼ぐというシナリオを描くのが現実的でしょうね。

このペナントが落ち着いてきたという時期に組まれる交流戦が、
毎年多くのドラマを生み、
悲劇をも生んでいます。

セのチームとしては、
その大波に飲み込まれないように、
できれば勝ち越して終わりたいところです。


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