今年の全国高校駅伝が、
日曜日に行われました。
気温も低く、
風もさほどでもない絶好のコンディションで行われた大会は、
午前の女子では豊川が2年ぶり4回目の優勝。
そして午後の男子は、
すごいレースになりました。
『久しぶりに関東から優勝チームが出るかもしれない』
ということで注目して観ていたこのレース。
前半は1区で伝統の小林(宮崎)がトップを奪うと、
それを八千代松陰(千葉)が追い、
3区で『切り札』カマイシを投入した本命の世羅(広島)がトップ快走など、
目まぐるしく順位が入れ替わる大混戦となりました。
しかし5,6区で満を持していた大牟田(福岡)、伊賀白鳳(三重)、山梨学院大付属(山梨)が世羅を捕らえると、
最終の7区では4チームがだんごの状態となって、
最後の競技場勝負となりました。
ここまでの激戦は、
あまり記憶がないほどの白熱したレースを制したのは山梨学院大付属。
大学駅伝ではおなじみのチームですが、
同じチームロゴを身にまとった選手たちは、
たくましかった。
最後は西山が3校を振り切って歓喜のゴールテープを切り、
初優勝を成し遂げました。
関東勢の優勝は、
本当に久々のような気がしてみてみると、
前回は87年の埼玉栄までさかのぼることになりました。
なんと26年ぶりの優勝。
おめでとうございます。
それにしても、
白熱したレース展開で、
ロードレースのだいご味を存分に味わうことが出来ました。
数年前の箱根駅伝の、
大手町でのシード権争いを思い起こしました。
いずれにしても高校駅伝。
一時は1区にケニア人留学生を配するチームがぶっちぎって・・・・・・
という展開が多くてなんだか興をそがれていましたが、
08年の改革で『留学生の1区起用禁止』が通達されてから、
レースとしては断然面白くなりましたね。
そしてこの高校駅伝も、、
他の高校スポーツと一緒で、
年ごとに学校や地区の栄枯盛衰を感じることができる競技です。
『大会の流れ』というものがありますね。
男子で言えば、
小林、世羅が争っていた70年代から、
報徳・西脇工のどちらか出場した方が圧倒的に強かった【兵庫の時代】が長く続きました。
そして留学生を上手く配して強さを見せつけた仙台育英の時代へ。
そこに佐久長聖が名将の元で長年じっくりとチームを熟成して頂点を極めると、
その後はルール変更などもあり、
群雄割拠の時代がやってきたといってもいい、
昨今の状況です。
ここ数年でも、
鹿児島実、豊川などが初優勝を飾り、
そこにまた、
山梨学院大付属という新たな顔が加わりました。
これから先、
どんどん≪新顔≫が出てくる気がする、
師走の都大路です。
駅伝シーズンも佳境を迎え、
いよいよ箱根駅伝もあと1週間に迫りました。
都大路から箱根路へ。
今年も陸上長距離界のスターたちが、
真冬の冷たい空気を切り裂いていきます。
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