大相撲春場所 貴景勝の大関獲り そして玉鷲の連覇

稀勢の里の『矢尽き刀折れた』末の引退、
そして玉鷲の歓喜の初優勝。

大いに沸いた初場所から、
あっという間に大阪に春を告げる春場所の季節になりました。

今場所は見所がてんこ盛りにある場所ですが、
とりあえず最大の注目は貴景勝の大関獲り。
すでに先場所「直近の3場所で33勝」という基準（？）をクリアしたものの、
千秋楽の豪栄道戦でふがいない負け方をした故に昇進に待ったがかかってしまった貴景勝。
今場所は捲土重来の場所となりますが、
意欲的にけいこができているようで、
期待は高まっています。

意識過剰にならなければ、
意外とすんなり13日目あたりに決めてしまうかもしれませんね。
そんなことよりも、
彼にはすでに『優勝争い』が使命のようになってきているのかもしれません。
「冷静な突貫小僧」の今場所の活躍が、
楽しみです。

ワタシがそれ以上に楽しみにしているのは、
先場所の優勝力士である玉鷲の相撲です。
34歳にして初めての賜杯を手にしたこの好漢。
彼の次の夢である「大関獲り」に、
道をつける場所にしてほしいのです。

先場所13勝ですから、
今場所11番ぐらい勝って、
一気に現実味を帯びさせていきたいですね。
今場所も13番ぐらい勝っちゃったら、
一気に大関昇進という事も、
あり得ない話じゃないでしょ。

一方初優勝を狙うのは大関高安。
場所前のけいこは十分のようで、
部屋頭の稀勢の里引退で、
一層気合も入っているのではないでしょうか。
そろそろ初優勝しないと、
「万年優勝候補」だけで終わってしまいますよ。

そんな世代交代を狙う力士たちを退けるべく土俵に上がる2横綱。
白鵬はなかなか調子はいいようです。
またまた盤石な強さを示せるのか、
それとも「陰りが・・・・・」と今場所も報道されることになるのか。
鶴竜はまあ、
期待半分、不安半分ってところでしょうかね。
先場所の場所前と、変わらない感じです。

先場所中休みしたにもかかわらず殊勲賞を勝ち取った御嶽海。
しかしながら今場所は、
イバラの道になりそうな気配もします。
ケガが治り切っていない様子で、
申し合いもそこそこで”けいこ不十分”の状態が続いているようですね。

ワタシが最も期待しているのは、
再入幕を果たした豊ノ島。
同期の琴奨菊との一番が組まれると盛り上がるのだけどなあ。。
とりあえずケガには気をつけて頑張ってくださいね。
彼の相撲が幕内で見られるだけで、
ワタシはもう、幸せいっぱいです。

ということで、
もう明後日には初日を迎えます、大相撲春場所。
「荒れる春場所」の異名通り、
今年も「まさかの初優勝」みたいなことがあるやもしれません。
そうなれば、やっぱり高安だよなあ。。。。。。。
これがワタシの予想としておきましょうかね。