さようなら、カーター！ お元気で。

一昨日でしたかね、
新聞の片隅にひっそりと、
こんな記事が出ていました。

『西武　カーターをウェーバー公示』

ウェーバー公示って、
要するに自由契約のようなものですね。

西武がカーターをクビにしたっていうことかあ。


このカーター選手、
今季ライオンズの一員となるものの、
期待された長打力を発揮されるまもなくひざの手術で長期離脱。

ファンにもほとんど忘れ去られた存在でしたが、
6月ごろ帰ってきてからは、
やたらとワタシが見ている場面で打ってくれた。

しかも、
代打というポジションしか与えられなくとも、
『できることをやる』
意識が徹底していて、
ベンチの中で選手たちを鼓舞しまくっていました。

その存在感、
8月～9月にかけて首位を争っていたライオンズにあって、
なくてはならない存在だったはずです。

その時に書いた記事がこれ⇒　http://blog.goo.ne.jp/angeldad/e/8c03c4d42bea338e235db86a3c7bfb38


最近のライオンズに最も欠けている部分を埋めてくれる存在として、
本当に頼もしく思っていました。

何しろチームを鼓舞してくれる選手、
長い事ライオンズにはいませんもんねえ。

ライオンズファンとしては、
昔の石毛やら辻やら、
そんな選手のことを思い浮かべてしまうのですが・・・・。

他球団に目を移すってえと、
ＳＢには小久保、松田、内川らが、
日ハムには古くは新庄、今では稲葉が、
巨人には阿部が。
（ついでに楽天には、選手ではないものの星野という鬼軍曹が・・・・）

強いチームには、
必ず【チームリーダー】の存在があるような気がします。

結局『その差』でいつも負けているんじゃないかと、
いつも思っていました。

おとなしい、
物言わないチームリーダーが中心軸に座るようになった90年代後半から、
なんだかチームが勝負弱くなっちゃった気がするんだよなあ。
（リーダーは、松井稼⇒中島ですか？！　まあ、チームカラー、変わっちゃうよね。）


そんな中で、
体を張ってチームを鼓舞するタイプの選手、
本当にチームに必要だと思うのですが・・・・

やっぱり、
目に見える成績という『成果』がイマイチならば、
クビもやむを得ないのですかね。

こういう選手、
望んでもなかなか手に入らないと思うよ、球団の皆さん。

まあ、栗山に期待しますかね。
でも彼は、『男は黙って』のサムライタイプのような気がするしなあ・・・・。


これでまた、
来年も秋口からの首位を競り合う展開になった時に、
ズルズル・・・・・というパターンが繰り返されるかもしれませんね。

あ～あ、
残念。


【戦いの場に涙を持ち込むな】
なんてカッコいいこと言うんなら、
もっとこの【闘将】の残留を望んだらいいのに、ね、監督さん。


いずれにしても、お元気で！

膝さえ完治すれば、
どこででも活躍できますよ、あなたなら。

今後の活躍を、祈ります。
さようなら、カーター！



それはそうと、
ワタシの期待の一人だった昨年入団の前川投手が、
早々と自由契約になりましたね。
やっぱりケガの具合がよくなかったんでしょう。

残念ですが、
すっぱりと”次の道”を探すように仕向けたライオンズ、
この点について評価したいと思います。

『高卒で獲ったから』
という理由だけでズルズルと何年も契約をし続けるのは、
本人にとってもマイナスにしかならないと思いますので。

まだ20歳ならば、
本当に”次の道”を本気になって探せると思います。
頑張れ！前川くん。

これから大学に入学したって、
まったく違和感ありませんよ。