世界卓球 それにしても日本は強くなった

ドイツで開催中の世界卓球。

女子シングルス準決勝で平野美宇選手が準決勝で中国の丁寧選手に敗れたものの見事に銅メダル。

シングルスでは準々決勝で敗れたものの、
石川佳純選手は吉村選手と組んだ混合ダブルスで見事に金メダルを獲得。

男子ダブルスも、
女子ダブルスもメダルが確定。

そして男子シングルスでは、
話題の13歳、張本選手が8強に進出するなど、
連日話題が尽きることはありません。


日本の卓球は、
確かに福原愛ちゃんの登場から徐々に世界で戦えるようにはなってきていましたが、
世界の頂点に向けては、
中国の選手との実力差はあまりにも大きいという感じを持っていました。

しかし、
福原選手に続き石川選手が登場し日本の選手層がぐっと厚くなり、
そしてここ1，2年では彼女らに続いて平野・伊藤の”みう・みま”コンビが登場、
世界で戦い始めると、
はっきりとその見る景色が変わってきました。

もう目標は、
「メダルを取る」ということではなく、
はっきりと頂点を見据えています。

そして男子も、
長く日本の頂点に君臨した水谷選手から10年の歳月を経て、
その水谷選手が世に出てきたよりも若く、
張本選手が登場してきました。

張本選手は、
世界の頂点を狙える器の選手ということが、
素人目にもはっきりとわかります。

この卓球に限らず、
ナショナルトレセンができてからというもの、
オリンピック競技においての日本選手の躍進ぶりは、
本当に顕著です。

やはり国を挙げてスポーツを振興し、
強い選手を育てることに予算を割き、その気になって育てれば、
若く可能性を持った”芽”は、
次々に花開いていくということでしょうね。

卓球に限らず、
強い選手が出て世界で戦うことで、
一般の人たちがそれを見て、
「何か面白そうな競技だな」
と思うことが増えたのではないでしょうかね。

スポーツという世界においては、
日本はこれまで「発展途上国」であったのではないかと思うのですが、
それゆえどんどん「いい発展」をしてきているように感じます。

そしてスポーツが特定の競技に限らず、
たくさんの競技で人気が出てきていることは、
『国民のスポーツに対する、関心、理解』
を大きく引き上げていることにつながっているのではないかと思います。

もうこうなってくると、
”お上”が四の五の言わなくとも、
国民はスポーツを『見て楽しみ』『やって楽しむ』ということに、
本当に多くの人たちが目覚めてきていると肌で感じます。

最近のランニングブームや、
スタジアムに足を運ぶ人たちの増加など、
スポーツの根付き方が半端じゃなくなってきていて、
各個人がそれぞれに自分の『スポーツの楽しみ方』でスポーツを楽しんでいるということが、
はっきりとわかるようになってきました。


卓球の日本選手たちの大活躍を見て、
なんだかそんなことを感じてしまいました。

本当の意味での『スポーツ大国』へ、
日本は力強くその歩みを進めているなあ・・・・・・・
そんな気のする近頃です。