高安が新大関へ。
昨日伝達式が行われ、
使者を前に高安は、
『正々堂々と精進します』
との口上を述べた。
いつもは能面で表情を変えない高安が、
なんとも言えないいい笑顔を見せて、
新大関の誕生となりました。
直近3場所の成績が34勝。
昇進は『既定路線』でしたので驚きはないのですが、
やっぱり正式に決まるといいものですね。
平成生まれ最初の関取と言われ、
その昇進がずっと期待されていたのですが、
やや長い間停滞して、
ようやくたどり着いたという感じのするこの昇進です。
一時期ワタシは、
『高安という力士の特徴とは、いったい何なのだ』
と思ったこともありました。
力がありながらどうも相撲の形が決まらないその取り口は、
関係者をはじめファンをやきもきさせてきましたね。
『ひょっとして、このまま幕内の上位と下位を行ったり来たりする力士に”固定化”してしまうの?』
なんてひそひそとささやかれ始めた昨年から、
明らかに意識が変わったというか、
相撲っぷりが変わりましたね。
『やはり俺は、相手に圧力をかけていく相撲なんだ』
ということを意識して精進したんだと思います。
部屋頭である横綱・稀勢の里に何度も何度も、
ぶつかりげいこをしてその圧力に磨きをかけていたと言います。
それが実を結び結果が出始めた昨年後半ぐらいからは、
相手を吹っ飛ばす相撲が増え、
勝ち星もぐんぐん増えていきましたね。
ここ1年で60を超える白星を積み重ねたその相撲は、
もう十分に『大関にかなう』力士のものです。
後は巷間言われている通り、
マインドの安定だけです。
負けを引きずらず、
ここ一番に勝つことができる心の強さ。
それができた時、
彼はもっと大きな夢をつかむことができるでしょう。
部屋には大きな目標でもある”兄貴分”稀勢の里がいます。
横綱・大関がいる部屋は、
現在では伊勢ケ浜部屋に続き2部屋め。
この両部屋の4人で優勝争いなんてなったら、
虚々実々の駆け引きなんかがあって、
面白くなりそうですねえ。。。。。
そうならないかなあ。
稀勢の里も昨日は、
満面の笑顔で高安を祝福していましたね。
これで田子ノ浦部屋は、
今年に入ってからおめでたいこと続きですね。
ますますの繁栄を、
楽しみにしています。
そして茨城県。
”新横綱”に続いて”新大関”の誕生。
すごいですね。
今や北海道や青森といった『相撲県(道)』に肩を並べる県になりましたね。
地元では相撲がどんどん盛んになっていくのではないでしょうか。
いずれにしても、
本当におめでたい。
なんだか夏場はここ東京周辺でもたくさん巡業があるようで、
高安の背中、
ペチペチ叩きに行っちゃおっかな。。。。。。
そんな『夏の予定』を、
思い浮かべちゃった昨日でした。
期待していますよ、新大関!!!