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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

"梅雨の祭典” 第66回全日本大学野球選手権大会 開幕

2017年06月05日 | 大学・アマ野球

今年もやってきます、
『梅雨の祭典』全日本大学野球選手権。

全国の大学春季リーグを勝ち抜いた27代表校が、
”学生野球の聖地”神宮球場と東京ドームで、
7日間にわたる熱戦を繰り広げます。

毎年のことですが、
この大会に集う大学生プレーヤーたちは、
本当に野球が好きなんだなあ……という人たちばかりで、
それだけで応援しちゃいます。

大学で体育会を4年間やるのって、
思った以上に大変で、
その苦労、特に日の当たらないリーグに属している選手たちには、
何かシンパシーを感じてしまいます。


昨年は決勝のカードが、
初出場の中京学院大と千葉の中央学院大という、
思いもよらなかった両大学による決戦でした。

4強で敗れたのも、
奈良学園大と上武大。

4強の顔ぶれを見ると、
大学野球ファンでなければ、
『いったい何の競技だろう』
と首をかしげてしまうようなもの。

反対に言うと、
それだけ『どの大学にもチャンスがある』大会だということが言えますね。


大学野球というのは、
東京六大学と東都大学の両リーグが大学野球というものを引っ張ってきたという、
長い歴史があります。

それに関西勢や東海大が絡んで・・・・・
というのが半世紀にわたり繰り広げられてきた、
この大会の歴史です。

優勝回数は、
東京六大学と東都大学が24回ずつ。
要するに65回のうち48回、
4回に3回はこの両連盟から優勝校が出ていたという計算になります。

続くのは4回優勝の近大が所属する関西大学連盟の6回、
そして同じく4回優勝の東海大の所属する首都連盟が続きます。

しかし近年、
その勢力図はガラッと変わってきました。

過去5年間の優勝校は、
早大が2回ですが、
そのほかでは東海大、上武大、中京学院大が各1回ずつと、
優勝校の所属するリーグはばらけてきています。

東京六大学、東都大学の代表だけが優勝をさらうという時代は去り、
まさに大学野球は『戦国時代』を迎えています。

そして地方リーグからも、
素晴らしい選手が次々にこの大会に顔を見せ、
有力チームをきりきり舞いさせるという姿も、
決して珍しいことではなくなってきました。


さて、そんな今年の大会です。

今年の大会は、
例年以上の『戦国大会』ということが言えるかもしれません。

東京六大学の代表は51年ぶりに登場する立教大学、
そして東都は2部から上がって3年の東洋大学。

両大学ともに絶対的な力があるわけではなく接戦をものにするチームで、
勝負強さはあるものの相手を圧倒はできないと考えられます。

立大は投手陣にやや不安が残り、
好調な打撃陣でリードを奪う展開にもっていきたいところです。

東洋大も打線は好調。
そしてこちらはエース飯田も好調。
投打に総合力の高さを感じさせるが、
連戦になった時にどういう試合ができるかがポイントでしょう。

特に組み合わせに恵まれているとはいいがたいので、
そのあたりがどう出るかですね。

組み合わせに恵まれたと見えるのは、
このところ強豪の名を欲しいままにしている上武大。

今年のチームも、
全日本経験豊富な”快速スター”島田を擁しており、
今年も上位進出はおろか、2度目の全国制覇を視界にとらえています。

組み合わせの上からは、
初戦で激突する帝京大と桐蔭横浜大の強豪対決がみものですね。

首都大学連盟と神奈川連盟の、
プライドをかけた戦いということも言えます。

両チームともこの戦いを制して上位進出へ弾みをつけたいところです。

一方注目の選手としては、
まずは九産大の草場投手が上がります。

長身から投げ下ろす速球は威力十分。
まだまだ『未完の大器』という感じではあるものの、
この大会で”大化け”する可能性も十分。

その草場と初戦で対戦する日本文理大のケムナも好投手の呼び声は高く、
投げ合いが楽しみです。

”候補”東洋大は主将でエースの飯田に注目。
高校時代から大舞台の経験は十分で、
チームを勝利に導くすべを知る好投手です。

立大では主砲・笠松の勝負強さが光っています。
『打ち勝つ』野球で快進撃したいチームの命運を握っています。

昨年は日大・京田と中京学院大・吉川の二人のショートが、
珍しく注目を集めていましたが、
今年はまた投手で注目の選手が多いという形になっています。

確実にこの大会で活躍した選手の中で両手でも足りないほどの選手が、
プロの門をたたくと思います。
そういう見方もまた、
大学野球を見る楽しさではありますね。


ワタシは先日も書いたのですが、
51年ぶりに出場する立教大学を応援しています。

立教の体育会、
特に団体競技で、
”日本一”を目指せる機会はそう訪れるものではありません。
そういう意味でも、
何とか頑張ってほしいと思っています。


まあ、それはいいとして、
今年も激闘が『梅雨の晴れ間』の下、
つつがなく決勝まで進んでいくことを、
祈念しています。

大学生たちの情熱がはじけるこの大会。

何度も何度も言いますが・・・・・・・
必見です!!!


大会の組み合わせはこちら  ➡  http://univbbl.web.fc2.com/alljapan/championship/2017.html



 


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