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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

SUPERBOWL LVIII  チーフス連覇!! スーパースター・マホームズの魔法で逆転サヨナラ勝ち!!

2024年02月13日 | NFL

≪SUPERBOWL LVIII≫  ~ラスベガス~

SF 49ers       0 10  0 9 3 ー 22
KC Chiefs   0  3 10 6 6 ー 25

 

今年のスーパーボウルは、
凄まじい試合になりました。

同点の第4Qから試合が動き出し、
史上2度目のオーバータイムへ。

そこで49ersの攻撃を3点に抑えたチーフス。
「あとは頼んだ!」
とすべてを託されたマホームズが、
ここから「さすがはスーパースター」というプレーを見せ、
49ers陣深くまで入ると、
残り3秒でハードマンにTDパス。

まさに「逆転サヨナラ」でスーパーボウル2連覇を果たしました。


とにかく、
「さすがはスーパースター」
という言葉しかないです。

この日の前半、
マホームズを中心としたチーフスの攻撃は全く機能せず、
わずか3点に抑えられました。

頼みのホットライン、
TEケルシーとの間のパスも、
わずか1本、1ヤードに止まるというもの。

チーフスの攻撃は、
49ersの守備陣に、
ことごとく跳ね返されました。

それだけ49ersの、
特にディフェンスラインの活躍は見事でしたね。

マホームズにプレッシャーをかけ続けて、
全く投げる時間を与えませんでした。

しかし試合の綾は、
ここでがっつり引き離すことができなかったことでしょうかね。

しかし第2Qで見せた、
49ersのスペシャルな攻撃は驚きました。

KC陣21ヤードからの2ダウンの攻撃。
まずQBケルシーが左サイドのWRジェニングスにパス。
それを捕ったジェニングス、
狙いを定めて今度は右サイドにいたRBマッカーフリーに再度パス。

これが見事に通って、
マッカーフリーはそのボールを抱えてエンドゾーンへ。
見事なスペシャルプレーでのTDでした。


前半を3-10で折り返したチーフス。

非常に攻撃のテンポが悪く、
攻撃につなげていかれなかったチーフスは、
後半最初のドライブでもマホームズがインターセプトを食らって流れを引き戻せず、
非常に苦しい試合だなあという感じでした。

しかしここで守備陣が踏ん張って49ersに追加点を与えず粘ったことが勝利を手繰り寄せました。

もう1TDあったら49ersは逃げ切るだろうという試合展開の中、
チーフスは第3Qなかばに大きな大きなFGが決まり6-10。

このFG,
何せ57ヤード(!!!)。
スーパーボウルレコードとなる長い距離のFGでした。

このFGで6-10と迫ったチーフスは、
これでかなり蘇った感じがしましたね。


そして次のKCのドライブ。

攻撃を抑えられてパントを選択。
パンとはディープに飛んで49ers陣深くから49ersの攻撃・・・・・と思ったら、
なんとなんと、そのボールが49ersリターンチームの足に当たりコロコロ。

フリーボールになったため、
それをセーブしに行った49ersリターナーもそのボールをつかみ損ね、
なんと49ers陣16ヤードというところでKCボールへ。

この流れを変えるプレーがチーフスに勢いを与え、
マホームズは次のプレーでTDパスを通して逆転。
13-10とこの試合、始めてリードを奪いました。


そしてここからが本当のフットボールの試合の始まり。
虚々実々の駆け引きと、
ギリギリのプレーの連続で、
一気に盛り上がりを見せましたね。

次の49ersのドライブ。
ここで若きQBパーディーは、
ジェニングス、マッカーフリー、サミュエル、アイユークと、
49ersが誇るレシーバー陣に次々にパスを通す「いつもの49ersの攻撃リズム」を取り戻して、
最後もジェニングスにパスを通してTD。

16-13と再逆転をしました。

しかしこの後に、
49ersにとっては、後から考えると悔やんでも悔やみきれないプレーが。

PATをブロックされてしまって、
得点が16-13のままとなってしまったのでした。

これは痛かった。
すでに試合が第4Qに入っている中で、
4点差ならばTDでしか追いつけない点差なのに、
3点差にとどまってしまったことでFGでも追いつける点差となってしまって、
49ersにとっては苦しい展開を続けなければならないことになってしまいました。

この時点で残り試合時間は11分。

ここから試合は、
KCがFGで16-16,
SFがFGで19-16,
KCが残り3秒FGで19-19・・・・・

と、まさに試合はめまぐるしく変わって、
最終的には19-19の同点で第4Qを終了。

試合はスーパーボウル2度目の延長戦に入りました。

もうここからは、
ひとつのプレーもおろそかにできないという、
ヒリヒリの境地のような試合になりました。

コイントスに勝ってレシーブを選んだ49ersから延長戦の攻撃開始。
もうこの頃になると、
ワタシは息をできないぐらいのドキドキの中にいましたね。
凄まじい試合でした。

49ersは最初のドライブで3ダウン13という、
厳しい厳しい局面に。
そこでの3ダウンで攻撃が失敗して「チーフスボウルになるぞ!」と思ったのもつかの間、
この攻撃時になんとチーフス守備陣にホールディングの反則!!!!

息を吹き返した49ersは、
持ち前のテンポある攻撃でしっかりと攻めてKC陣15ヤードへ。

「これは49ersか」

とワタシも思いましたが、
ここでまた、この日何度も粘っていたKC守備陣が奮闘。
相手の攻撃を抑えて、
何とかFGの3点にとどめて、
またまた「マホームズ、あとは頼んだ!」の状況を作り出しました。


そしてスーパースター、マホームズ。
若くして3度のスーパーボール進出、2度の制覇、
そして何度も何度も逆強を跳ね返してきた経験が、
ここでまた炸裂しました。

パス、そしてスクランブルでのラン。

自分の能力すべてを総動員して、
マホームズは49ersのエンドゾーンに迫っていきました。
4ダウン、3ダウン、3ダウンと、
本当に厳しい状況をことごとく潜り抜けて、
残り50秒で49ers陣10ヤードまで迫りました。

そして・・・

ここで選択したのは、
やはりスーパースターTEケルシー。

ケルシーはさすが、
相手守備陣を切り裂いて3ヤードまで迫りました。

残りは20秒ほど。

しかしKCは攻撃を止めず。
ワタシは「え~タイムアウトじゃないの~。時間なくなっちゃうよ~!」
なんて画面を見ながら叫んでいましたがそのまま続行。

そして残り3秒。

左サイドにフェイクをかけて開いた右側、
ワイドオープンの状態を作った見事なベンチワークとマホームズ。
右側のエンドゾーンで待っていたハードマンに対し、
マホームズが軽くパスを投げてTD!!!!!!

この瞬間、
カンサスシティ・チーフスが見事に2連覇を達成。

マホームズは自身3度目のスーパーボウル制覇。
ブレイディの7度、ブラッドショー、モンタナの4度に続く3度目のスーパーボウル制覇。
また一つ勲章を加えたマホームズは、
「伝説のQB」への階段を、
また一歩上がりましたね。


それにしても、
今年のスーパーボウルは面白かった~~~~。

他のスポーツと比べて、
NFLのこのスーパーボウルだけは、
対戦カードがどこだったとしても、
間違いなく楽しめますね。

他の競技じゃ、
自分の応援するチームが出場しなければ見るほうのモチベーションもダダ下がりですが、
不思議ですがスーパーボウルだけは違いますね。

まあ、
だからこそアメリカで毎年視聴率40%以上をたたき出すんですよね~。

ということで、
カンサシシティ・チーフス、
優勝おめでとうございます。


スタンドでは、
49ersの伝説のQBにして、
晩年はチーフスのQBとしてプレーしたモンタナの姿も、
見ることができました。

まあ、もちろんテイラー・スウィフトさんもね。
(日本のテレビでは、ケルシーのことなんか全然知らないだろうから、「テイラー・スウィフトが、恋人のプレーヤーのために日本のコンサートからとんぼ返りで会場に駆け付けた」なんて報じ方でこの話題ばかりやっていましたが。。。。。恋人のプレーヤー???ケルシーだよ、ケルシー。名前ぐらい出せってんだよ。)


ということで、
今年はなんと3連休で休みの時に行われるという幸運なスーパーボウルでしたあ。。。。
感謝。

楽しかった~~~!!!!


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