大相撲秋場所11日目。
後半戦に入って、
だんだんと優勝争いが、
絞られてきました。
昨日は1敗同士、
玉鷲と北勝富士の対戦が組まれ、
盛り上がりました。
幕内最年長力士として、
泰然自若とした相撲を見せ続ける鉄人・玉鷲。
ワタシの大好きな力士ですが、
今場所はなんだかいつも以上に落ち着いていて、
貫録すら感じさせる相撲です。
昨日も相手・北勝富士は花道から気合満点で、
まさに闘牛のようなたたずまいでしたが、
対する玉鷲はなんだか泰然自若としていて、
最後の仕切りの時ワタシ「あっこれは玉鷲が勝つな」と予感めいたものすら走りました。
相撲はまさにその通りで、
玉鷲の落ち着きが勝り押し出しで完勝。
10勝1敗として、
一歩優勝争いの前に出ました。
何だか悟りを開いたようなたたずまいと、
対照的な激しい相撲。
玉鷲の魅力、
この年になって完全に花開いたかのような素晴らしさです。
この週末に国技館に行きますが、
声を限りとはいかないものの、
万雷の拍手で玉鷲を応援してきたいと思っているワタシです。
この結果、
玉鷲が1敗、
敗れた北勝富士と錦富士が2敗、
3敗にはこの日8連勝を飾った関脇・若隆景と、
素晴らしい相撲で宇良を破った翔猿、
そしてこの日痛い3敗目を喫した高安が続きます。
どうやら優勝争い、
この6人に絞られてきました。
今日12日目には、
玉鷲は若元春と、
錦富士は翔猿との対戦が組まれています。
北勝富士は大関・貴景勝との対戦です。
若隆景は、
高安との対戦が組まれました。
この12日目が終了すると、
グッと優勝争い、絞られてきそうです。
ワタシは玉鷲有利と見ますが、
翔猿、若隆景の3敗勢にも、
まだ優勝のチャンスは十分と見ています。
連日言っていますが、
さて、どうなる大相撲。。。。。
ちなみに昨日御嶽海が負け越して、
わずか4場所で大関陥落となりました。
稽古の貯金がないのが、
いかんともしがたい状況を作ってしまったのでしょう。
しかしまだワンチャンス、
来場所10勝以上での再大関という手が残されています。
これを逃すと彼の相撲人生も黄昏れていきますので、
最後のチャンスとして踏ん張らなければいけませんね。
何しろまだ4場所しか大関を務めていないんですから。。。
恩返し、まだだろ。。。。
しっかりしろよ!!!!
もう一人の”体たらく大関”正代は昨日やっとの思いで2勝目。
出続けるのであれば、来場所につながるような相撲を何とかとらにゃなるまいよ。
二人ともどこか痛めているといっても、
どこも痛めていない力士なんて、
どこにもいないんだから。。。。。。
あとは気持ちしかないよ。
さて、
ここからはちょっとボクシングの話題を。
日曜日に、
ラスベガスでビッグマッチが行われました。
まあ、ビッグマッチと言っても少し黄昏気味のビッグマッチ。
◇4団体世界Sミドル級タイトルマッチ 12回戦
チャンピオン WBA&IBFミドル級王者
サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ) vs ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
カネロとGGGの3度目の対決です。
今年の春、GGGが村田とタイトルマッチを行ったことで、
ワタシにとっても前の2回とは違った景色に見えたこの「頂上対決」。
楽しみにしていたのは確かですが、
結果は予想を超えない、
順当なものに終わりました。
超絶な二人の対決ですが、
何だか技術戦に終わり、
ワタシは見ていて全くコーフンしませんでした。
見せ場もなかったしね。
採点は116-112、115-113、115-113と、
接戦には見えますが何だか途中で先が見えるような試合で、
両者ともに全くリスクを冒さないという点では一致していました。
Sミドル級での対戦という事で、
敗れたGGGもミドル級のタイトルは失っていないようで、
両者ともに「痛み分け」ならぬ「山分け」って感じの試合でしたね。
でもボクシングの「頂上決戦」って、
往々にしてこういう事になりがちですよね。
井上尚弥のようにスカッと勝ってくれるチャンプなんて、
そうそういる訳はありません。
そう思って見るしかないんですけど、
それにしても1,2戦目と比べても「やらされている感」ばかりが強くて、
「ああっ4度目はないな・・・・・いやっプロモーターサイドから見ると、『これで4度目もできる』ってか。」
という感想のみです。
ということで、
記事にするのもためらわれていましたが、
備忘録として。。。。。
拳四朗と京口の対決は、
ザ・ファイトと言えるぐらいの熱いものになってもらいたいものです。