≪2012年 高円宮杯U-18プレミアリーグ参入戦≫
桐光学園(関東) 1 - 1 北海道大谷室蘭(北海道)
15 PK 14
なんという大激戦。
プレミアリーグ参入をかけ、
各地で1年間にわたり激闘を繰り広げてきたプリンスリーグの面々。
その優勝チームが集まり、
雌雄を決して来年度のプレミア参入チームを決めるのが、
この参入戦です。
1年間の総決算ともいえるこの試合。
全国9地区の優勝チームから、
プレミア参入チームは4チーム。
まずは土曜日の15日、
以下の試合が行われました。
ガンバ大阪(関西) 1-0 アルビレックス新潟(北信越)
JFL福島 (福島) 4-0 広島皆実(中国)
大津高校 (九州) 6-1 香川西(四国)
桐光学園 (関東) 2-1 ジュビロ磐田(東海)
この日かった4チームのうち3チームは、
この勝利でプレミアリーグ昇格を決めました。
そして桐光学園だけは、
更に今日、北海道代表の北海道大谷室蘭と、
プレミア昇格をかけたガチンコ勝負に挑みました。
前半早々に先制された桐光は、
すぐにセットプレーから追いつきその後は決め手のないまま延長へ。
そして延長でも決着が着かず、
参入戦で唯一のPK戦へともつれこみました。
今年全国の舞台を踏むことがなかった北海道大谷室蘭は、
この試合がまさに3年生の”引退試合”。
気合いもバリバリで、
難敵・桐光に挑みかかっていきました。
桐光は土曜日に不利が予想されたジュビロ磐田を破り、
ホッと一息ついてしまったのかもしれません。
そして中1日でのハードな日程も、
彼らの足を動かなくしていたことでしょう。
予想に反して北海道大谷室蘭が善戦。
得意のPK戦に突入しました。
5人が蹴って一人づつ外しての4-4。
そこからが『果てしない戦い』となりました。
お互い8人目が外し、
その後は譲らず・・・・・
キッカーはゴールを決め続け・・・・・
いつしか2順目も中盤を過ぎ、
お互いのキッカーは17人目となりました。
そこでようやく、
桐光が決め、大谷室蘭が外し…
この大激闘に決着が着いたのでした。
これほどの激闘、
なかなか見れるもんじゃありません。
記憶の糸を手繰っていくと・・・・
近年では確か、
関大一高の試合で、
凄いPK戦あったんじゃなかったっけ?
昔、選手権大会で、
宇都宮学園絡みで、こんな試合があった気もするなあ。
(確か相手は、この日激闘を繰り広げた室蘭大谷?)
それともW杯のフランス-ブラジル戦?
はたまたドイツvsフランス?
いずれにしても、
記憶のかなたにかすむず~っと昔の戦いでした。
それでも17本ずつ蹴って・・・・なんていうのは、
ちょっと記憶にないなあ・・・・というような試合でした。
選手権出場をすでに決めている桐光のイレブンにとっては、
これで全国高校選手権への弾みがつきますね。
選手権での初戦は、
超高校級2トップを擁する昨年の準優勝校、
今大会の優勝候補筆頭の四日市中央工です。
お互いに優勝候補同士、
激しい試合が予想されます。
1月2日は、
ワタシも三ツ沢に観戦に行く予定。
今日の勢いを持って、
夢の全国制覇に進撃できるのか、
注目されます。
夏の甲子園での松井投手の活躍に触発されて、
桐光学園のサッカーチームの選手たちも、
いつもの年以上にやる気十分に見えます。
今年は勝負強さを身に着けて、
楽しみなチームに仕上がっています。
そして昨日は、
卒業生の『ハマカーン』がTHE MANZAI でグランプリを獲得。
風が桐光学園に吹き続けた今年度の”締め”として、
サッカー部がどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。