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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

松坂はもう・・・・・・・だめなのか?!

2013年05月02日 | メジャーリーグ

昨日のスポーツニュースで、
またも気になる記事を発見しました。

『松坂 故障で離脱』

一昨年の右ひじの手術からの復活を目指す松坂大輔が、
現在主戦場になっているマイナーリーグのローテーションを、
左脇腹の痛みで離脱したというものでした。

松坂大輔がメジャーに挑戦してから今年で7年目。
あのキラキラと光っていた右腕は年々その輝きを失い、
ついにはマイナーリーグでも結果を出せず、
もがき苦しむ姿ばかりが報道されるようになりました。

『あの松坂大輔が・・・・』

ワタシも、そう思わざるを得ない状況が続いています。


松坂大輔


今更言うまでもない、
日本球界に多大なインパクトを残したプレーヤーです。

神奈川の名門・横浜高校のエースとして、
春夏の甲子園連覇を達成。

そしてその道程が、
何とも劇的な試合の連続で、
松坂は一躍日本のヒーローとなりました。

夏の大会準々決勝、PL戦での延長17回の熱投。
へとへとになりながら、
延長戦に入ってからの凄味のあるピッチングは、彼の底力を見た思いがしました。

そして翌日の準決勝、明徳義塾戦の大逆転勝利の立役者としての彼。
追い上げての9回に、マウンドに上がった彼が勝利を引き寄せる3者凡退。
ベンチ前でテーピングを引きちぎりマウンドへ上がる彼は、
どこからどう見ても、かっこよかった!

極めつけは決勝でのノーヒットノーラン。
ありえないようなすごいピッチングでしたが、
『彼ならやっちゃうんじゃないか』
と思ったことも事実。
そんな星の下に生まれた、という意外に形容しようもないすごさでした。


そしてプロへ。

なんとワタシの応援する西武ライオンズに入団してくれたので、
高校時代にもまして、彼をウォッチしていました。

デビュー戦の東京ドームでの、
日ハム・片岡から奪った高め速球での三振。

155キロという球速以上に、
『プロのバッターでも、あんなになっちゃうんだ』
という衝撃。

そしてイチローとの初対決。

イチローを抑えきった松坂が発した、
『自信が確信に変わった』
という言葉。

結局1年目から16勝を挙げて最多勝。
インパクトという意味からは、
清原と並んで最高級のものを残してくれました。

結局1999年から2006年までの8年間、
彼は常に西武のエースとして君臨してくれて、
大事な試合ではやはり『マツに任せる』ということが、
チームにもファンにも、
深く浸透していました。


その彼が夢をかなえて海を渡った時、
『マツなら必ずやってくれるはず』
という確信めいたものを、
ファンは誰しも持っていたものでした。

ローテーションに入るとか、チームのエースになることなどは当たり前。
今までMLBで活躍した誰もがやり遂げられなかったことを、
松坂ならばやってくれるはずというのが、
ワタシの期待したところでした。

しかし海を渡ってからというもの、
2年目こそ18勝を挙げて存在感を見せましたが、
『なんだか期待したのとは違う』
とそのころから、ワタシは感じ始めていました。

『颯爽とマウンドに上がる』
彼の姿が、
何となく感じられなかったのが一つの要因だろうと思います。

MLBでの先駆者である野茂が、
いつも颯爽とマウンドに向かっていったのとは、
何か、どこかが違うという感覚を拭い去ることが出来ない、
松坂のMLB初期の姿でした。

そうこうしているうちに、
どんどん彼の右腕は輝きを放てなくなっていきましたね。
4勝に終わった09年から、
10年は9勝、11年にはシーズン途中で故障してわずか3勝、
12年は後半復帰するものの1勝に終わり、
今年はシーズン当初からマイナー暮らしに甘んじることとなってしまいました。

故障の影響もあるのでしょうが、
筋肉(?)が上半身にモリモリついたあの体型と、
昔とは本当に変わってしまった上半身のみを使って投げるようなあの投げ方。

球は走っていないように見えるし、
コントロールもままならず…。
野茂やダルビッシュが明らかにMLBに行って『進化』を遂げたのとは反対に、
あのすばらしかった松坂がどんどん小さくなっていっているような気がして、
さびしい思いを拭い去れないでいます。

勤続疲労ということもあるでしょう、
また、100億という桁外れの移籍総額でMLBに行ったという重圧もあったでしょう。

本当に苦労している姿が、
時たま見る画面からも、
垣間見えるのですが、
長年のファンとしては、
もう一度彼の『すごさ』を感じてみたい。
あの『松坂大輔』を見たい。

それだけが望みです。

間違いなく、
現在のインディアンス(3A)からは契約を切られるでしょうし、
松井秀喜のように『どこからもオファーがない』状態が長く続くかもしれません。

しかしながら、
『もう一度』との思い、
ワタシは捨てきれません。

あの98年の甲子園での輝き、
忘れることが出来ないのです。

カムバック!!!松坂!!!

がんばってくれ!

いつまでも応援しているから。



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