まさかの大関昇進なし？！ 三銃士揃って黒星で、いったいどうなる？！

まさかまさかの名古屋場所。

順調に来ていたと思われた関脇三銃士の大関獲り。
中盤から後半にかけて、
3人ともが揃ってポロポロと星を取りこぼし始め、
気がつくと若元春はアウト、
そして豊昇龍と大栄翔も、
もうひとつも負けられないところにまで追いつめられました。

まだ3人の直接対決は始まっていないのに・・・・・です。

昨日はまず大栄翔が土俵に上がって、
4連敗中の玉鷲と対決。

「まず一息つけるだろう」
と思っていたところ、
まさかのはたきこみに敗れ、
じっと地面を見つめました。

そして次に登場の豊昇龍は、
若干星に余裕があると思いきや、
2敗の元気な北勝富士の押しに下がり、
あっという間に土俵を割ってしまいました。

こちらは無念がありありの表情。

最後に登場の若元春は、
すでに追い詰められた星勘定の下でしたが、
大関・霧島になすすべなくやられて4敗。

土俵下では、
無念の表情で天井を見上げていました。
若元春はここですでに4敗ですから、
大関昇進レースからは脱落という事になるでしょうね。


もし・・・・万が一、
3人ともに大関に上がれない場合があったとするならば、
いったい来場所の関脇はどうなっちゃうんでしょうか。

小結・琴ノ若はもう勝ち越しを決めていますので、
多分二けたの勝ち星を挙げることでしょう。

そしてその一つ下の前頭筆頭の錦木が優勝でもしようもんなら、
いったい何人「関脇に叶う」力士がいるんでしょうか。
大渋滞ってことになりそうです。

さて、
今場所は一度休んだ大関・霧島や朝乃山が帰ってきていい相撲を取っています。
その彼らに足元をすくわれる形で、
大関昇進レースや優勝争いは、
ますます混とんとしてきています。

優勝争いは、
現状2敗で錦木と北勝富士の両平幕力士。
それを追って、
関脇・豊昇龍となんと新入幕の伯桜鵬が並びます。

もしかしたら、
伯桜鵬こそが、
優勝のカギを握る力士かもしれません。

昨日も初めて当てられた役力士・阿炎との一番で、
見事すぎる攻防を制して3敗を守りました。
前日は高安、そしてこの日は阿炎と、
実力力士を真っ向勝負で破っていく様は、
まさに貴乃花が日の出の勢いで番付を駆け上がっていった時をほうふつとさせます。

どこまで駆け上がっていくのか？
そして今場所の優勝争いはどうなるのか？

残り3日、
全く目が離せません。