SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

なんと過酷な箱根への道。 東海はあと10m、東農大はあと1秒で。。

2024年10月20日 | スポーツ全般

箱根駅伝の予選会が今年も立川の地で行われました。

 
ワタシもよく応援に行くのですが、
今年はスタートの自衛隊の駐屯地への、
一般ファンの入場は不可。
 
それは非常に寂しいことではありますが、
昨日は17.5キロ付近に最初から陣取って、
各大学のサポートメンバーの声がけを聞きながら観戦しました。
 
さて、
昨日は気温が30度前後まで上がるという、
まさに過酷な状況でのレースとなりました。
 
そしてこの気温が、
様々なドラマを演出しました。
 
留学生ランナーが先頭集団を形成する中、
中央学院の吉田も自重してついて行くことはしませんでした。
 
結果的に、
今年は昨年と比べてトップ、そして最後の通過校の記録を比べると、
約20分の差がありました。
それだけ今年は過酷なレースでした。
 
そんな中、
トップ通過はなんと立教。
 
全員が見事にハマった走りをして、
ホント素晴らしいレースでした。
 
去年この予選会で、
直前の監督交代という逆境を跳ね返して2年連続の箱根を掴み取ったという経験は大きかったですね。
 
学生が本当に逞しくなりました。
今年は新監督の元、
全日本大学駅伝の予選も突破し、
この箱根ではなんとトップ通過。
 
これは本番でも、
レース展開がハマれば十分にシード獲得のチャンスがありそうですね。
 
そして2位通過の専修大にも驚きました。
留学生の貯金があるとはいえ、
全日本大学駅伝予選会での姿からは、
まさかここまで立て直してくるとは思ってもみませんでした。
良くてギリギリ通過ラインに入ってくるか否か、
ぐらいに思っていましたので、
サプライズでした。
 
その後を山梨学院大、日体大、中央学院大が続き、6位には主力温存で臨んだ中大が層の厚さを見せつけて余裕の通過。
 
7位には留学生の2年連続トップの爆走で貯金を稼いだ日大が入り、8位には去年3秒差で涙を飲んだ東京国際大が見事なリベンジ達成。
 
この東京国際大、
昨日は駐屯地内で早くも主将が熱中症でリタイア、副将も上げることができずチーム内11位で終わり、
頼みのエティーリも多分想定された記録より3分近く遅れたと思いますが、
そんな中でも全員で記録を積み重ねて予選会を2年ぶりに突破。
 
これは大学にとっては、
本当に大きいですね。
本大会も期待大です。
 
そして9位には、
危機も囁かれた神奈川大が滑り込み。
終盤までリードを奪われる展開でしたが、
まさに各選手が1秒を削り出す走りで逆転。
歓喜の瞬間を迎えました。
 
9位までを終えて、
発表の会場は、
明らかにざわついていました。
 
何しろ、
トップ通過の本命と目されていた東海大も、
超名門の順大も、
まだその名前を呼ばれていなかったからです。
 
そして学連の発表者が、
ためて、ためて・・・
最後に発表した大学の名前は、
 
順天堂大学
 
でした。
 
塩尻や三浦を擁し、
ここしばらく箱根で確かな足跡を残していた順大が、
なんとか今年も箱根の出場を勝ち取りました。
 
しかし沸いたのはその後。
11位の名前が呼ばれたあとでした。
 
11位は東農大。
しかしその記録は・・・
 
なんと順大から、
わずか1秒差!!
 
1秒ですよ、
たったの1秒。
 
箱根の各チーム、
呪文のように「1秒を削り出せ」と言いますが、
11時間にも及ぼうかという記録の中で、
その差がわずか1秒!
 
痺れるどころではありませんね。
 
11位の東農大。
昨年話題をさらった「大エース」前田が欠場したにも関わらず、
全員が気合いで繋いで、
出場寸前までこぎつけたのは、
すごいことでしたが、
まさに「あと一歩」届きませんでした。
 
来年は前田も戻ってくることでしょう。
悔しい涙が強いモチベーションになって、
本大会に2年ぶりに戻った姿、
見たいですね。
 
 
そして全日本大学駅伝の予選会で強さを見せてトップ通過、
この予選会でもトップ通過の本命と見られていた東海大が、
まさかの落選となりました。
 
この東海大、
17.5キロ付近で見た時も、
どうも全員が今ひとつに見えて、
「大丈夫か?」
なんて話していましたが、
その後チーム9番手で記録を刻んでいたロホマンがゴール手前で熱中症に倒れ、
まさかのゴールできないアクシデント。
 
そしてその後のチーム10番手、11番手が上げていくことができず、
まさかの14位に沈みました。
 
なんと高い授業料なんでしょう。
好選手が揃う東海大が、
箱根を逃すというこの現実。
 
本当に箱根駅伝の出場をゲットするというのは、
なんと難しいことなんでしょうか。
 
今年の立川は、
歓喜と悲劇がないまぜになった、
ものすごい結末でした。
 
本戦は一体、
どうなってしまうのでしょうか。
 
考えるだに恐ろしい。
 
しかし。。。
 
見ている方にとっては、
こんなにドキドキすること、
なかなかないというぐらいの、
盛り上がりでした。
 
 

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