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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球 いよいよ決勝

2011年04月03日 | 高校野球

【第83回選抜高校野球大会 準決勝】
第1試合  九州国際大附属 9-2 日大三
第2試合  東海大相模 16-2 履正社


準決勝の戦いは、
2試合共に大差のつく試合となってしまいました。

第1試合では、九国の強打が日大三の吉永を打ち砕き、
心配されたエース・三好の出来も完璧。
候補筆頭・日大三を完膚なきまでに叩きのめしました。
一度も試合のペースを相手に渡さない戦いぶりは見事と言うほかありませんでした。
九国の力が100%発揮された戦いぶりでした。

日大三は、
これほどまでに自分のペースをつかめない試合は初めてだったのではないでしょうか。
昨年のセンバツの決勝で興南に延長で敗れてからと言うもの、
この日まで公式戦で敗れた試合は2。
他は全て勝利していました。
敗れた試合も全て1点差。
ここ2,3年で【大差敗退】を経験していなかったことで、
この日の勝手の違った戦いぶりは、
仕方がなかったのかもしれません。

『この敗戦を糧にする』
ことが出来るかどうか、
夏に向けて小倉監督の腕の見せ所ですね。

第2試合は、履正社のエース・飯塚が先発できなかったところが全てでしたね。
やはり初回からペースをつかめず、
前半に大差をつけられてしまっては『履正社らしい』正統派の野球が発揮することが出来ませんでした。

しかし意気消沈することはないと思いますよ。
まず、飯塚がしっかりと故障を治して夏に臨む体制を作ることが肝心です。
『守備の履正社』に磨きをかけ、
夏の厳しい大阪大会に向かっていってください。
また甲子園で『再会』出来ることを楽しみにしています。


さて、
決勝は九州国際大附属-東海大相模の対戦となりました。


【決勝の見どころ】
決勝は猛打の両チーム同士の対戦となった。
打線が活発な両校だが、その内容には違いがある。
九国は、とにかく一発長打の魅力が満載の打線。
絶好調を維持する4番・高城を中心に、昨日は3番の三好に一発が出て、なんと4試合で6本塁打を放つという凄まじさ。
そして、龍・花田の5・6番の左打者が5打点と当たってきたのがなんとも心強い。おまけに3試合無安打だった7番加藤にも4安打が飛び出て、切れ目のない打線はさらに磐石なものになっている。打線に関して言えば、今はどんな投手からも5点以上は取れる目算が立ち、アンストッパブルの状態だ。
エースの花田は、準決勝の投球はすばらしかった。準々決勝で明らかに疲れが見えた速球とスライダーのキレは、準決勝では完全に回復。今大会一と言えるような出来に戻った。決勝では連投になるが、果たしてどのようなピッチングを見せることが出来るのだろうか。
守備にも穴はなく、捕手の高城は相手にほとんど盗塁を許さない肩と動作の速さがある。東海大相模の足を絡めた攻撃を、九国のバッテリーがどう抑えていくのか、注目される部分だ。

一方の東海大相模。今年のチームでここまでやるとは、誰が予想できたであろうか。エース不在、しかも自慢の長打力は例年に比べてイマイチ。こんな評価が大会前であったが、なんのなんの。秋と春でこれだけ変身したチームというのも、過去あまり記憶にないほどの変わり様だ。ベースにあるのは、門馬監督が3,4年前から強力に推し進めていた『低い打球を打つ』という打撃と、『常に先の塁を狙う』という走塁をベースにした【チーム改革】である。
『神奈川の≪夏≫を制するために』熟慮を重ねたチームカラーの変革が、全国の舞台でも十分に通用することを知らしめた、今大会だったのではないであろうか。
どう評価されていようとも『優勝を狙う』と常々言い続けていた今大会の門馬監督。自身3度目の甲子園決勝の舞台だが、このチームで挑む『全国制覇』には、監督自身特別な思いがあると思っている。
今大会は、初戦から関西、大垣日大、鹿児島実、履正社と、ワタシが事前に予想した今大会の【6強】のうちの4チームと次々に対戦し、ことごとく破ってきた。特に好投手を次々に攻略する得点力の高い打線は、すばらしいの一言に尽きる。長打力はないと見ていたが、準決勝では満塁アーチを2本かけ、破壊力も十分なことを見せ付けた。今の東海大相模打線も、九国打線と同様アンストッパブルの状態。
両者の打線の対戦は、とてつもなく興味をそそられる。
エースの近藤は、準々決勝、準決勝と投げ、今日は3連投。冬場の手術の影響か、準決勝ではやや立ち気味の投球が見受けられた。3連投となる決勝は、果たしてどのような投球ができるのか。ワタシとしては、決勝に再度『庄司の先発』もありうると考えているが、門馬監督の決断やいかに。

目の離せない決勝になるが、
試合を決めるのは、やはり『試合の入り方』だと思っている。
両校共に昨日のように先制して自分のペースをつかみたいのは山々。
東海大相模が1番・渡辺からあたりの出ている臼田、準決勝で目覚めた田中と続く打線で先制点を狙っていく。
九国は、エンジンのかかりの遅い東海エース・近藤を序盤でたたいてペースを握り、三好を楽な気持ちで投げさせたいと思っているはずだ。


最後に、
決勝なので大胆に予想を。
7-5で東海大相模。

しかし、ワタシの予想は外れることが定番。
予想を裏切る試合展開で、どっちが勝つのか・・・・・。

決勝にふさわしい、
すばらしい戦いを期待しています。

 


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