SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ラグビーの決勝は、高校、大学ともに大差決着。

2023年01月12日 | ラグビー

ラグビーのリーグワンが年初めに再開され、
なかなかの試合を見せています。

パナソニック・ワイルドナイツとサントリー・サンゴリアス(まだワタシ、全部のチームの名称を覚えていないので、もともとのチーム表記にします。東京がいっぱいありすぎるし、なんだかごちゃごちゃで。。。。。)が2強としてトップリーグを引っ張っていましたが、
今季のリーグワンなどは「必ずしもそうとは言えない」状況になっているようです。

クボタ、東芝、神戸・・・・・・

これらのチームの戦力アップが目覚ましく、
続くチームも差を確実につめてきている感じです。
世界のトップ選手たちもたくさん参戦してきていて、
【見ていて激しく楽しい試合】が増えてきた実感が、
確かにあります。

来るワールドカップに向けて、
一歩一歩、
歩みを止めないでほしいですね。


さて、
今年のフランス・ワールドカップには間に合わなくとも、
次回、そしてその次・・・・・に、
確実に日本代表を担っていくプレーヤーたちが出場した、
大学選手権と高校選手権の決勝も、
先週末に行われました。

ワタシは高校選手権の決勝が行われた7日は、
国立で高校サッカーの観戦中、
そして大学選手権決勝が行われた8日は、
国技館で大相撲の観戦中という事もあって、
どちらの決勝も「ライブでテレビ観戦」とはなりませんでした。

だいぶ遅れて9日、10日当たりにようやく決勝の様子を画面で見たところです。

今年の決勝戦、
高校、大学ともに大差の決着となりました。

高校の決勝は、
3冠を狙う報徳がやや有利なのでは・・・・なんて思っていましたが、
名門・東福岡のパワーが炸裂。
接点での圧力が段違いでしたね。

後半開始早々までは互角の展開でしたが、
そこからは栓が抜けたように東福岡が怒涛のトライラッシュ。
4トライとPGを量産して一気に突き放しました。
最後は41-10と圧倒的な大差。

ここ5年間、
ずっと決勝に進めず悔しい思いを続けてきた東福岡が、
5年分の思いをぶつけて7度目の栄冠を奪取しました。

報徳は兵庫県勢初優勝の夢を乗せて快進撃を続けていましたが、
最後に力でねじ伏せられました。

しかし報徳が全国制覇を狙う新たな強豪の一校として、
堂々と名を連ねる年となったことは確か。

東福岡がそうであったように、
今年の悔しさは後年、
後輩たちが晴らしてくれると信じて、
このラグビーを継続していってほしいですね。


さて、
翌日に行われた大学選手権の決勝。

戦前から早稲田にチャンスはほとんどないと思っていましたが、
帝京の怒涛の破壊力は、
そんなワタシの予想のはるか上を行く迫力でした。

なんとなんと、
前半の4トライでは全く飽き足らず、
後半には7トライを挙げて、
決勝戦での最多得点を大きく更新して73-20と激勝!!

2年連続での全国制覇となりました。

やはり両校の間には、
大きな力の差がありましたね。

前半20分過ぎから帝京が怒涛のラッシュを開始すると、
早稲田はもう止める術はありませんでした。

まるでリーグワンのチームと試合をしているかのような、
そんな戦いでしたね。

帝京の強さの源は何なのでしょうか。
昨年まで監督だった岩出監督のロングインタビューの映像を見ましたが、
たくさん示唆に富んだチーム作りを見ることができました。

やっぱり「チーム全員での意識の高さ」、
これに尽きるのではないでしょうかね。

日本一になるチームには、
やはり日本一になる「何か」が隠されていますね。

素晴らしいチームでした。
夏から秋、そして冬とチームがどんどん熟成していって、
この年明けの大学選手権の準決勝、決勝では、
全くと言っていいほど相手を寄せ付けませんでした。

やはり帝京に対してチャンスがあるのは、
FWにパワーと速さを持つ、
明治や京産大ぐらいですかね。

9連覇の時のチームはホント強かったですが、
年々「追われる身のつらさ」で、
追い詰められていく姿も見受けられました。

しかし今年は、
なんだか溌溂と、
奔放ながらしっかり規律も守るという、
帝京ならではのラグビーで日本一に輝きましたね。

どこまでこの連覇が続くのか?
注目したいですね。

大学ラグビーは、
帝京の1強時代ともいえますが、
特に対抗戦Gの充実が目を引きます。

というか、
大きく差を広げている感じですね。

関西は京産大、天理大と毎年優勝チームはなかなかのチームですが、
あとが続いていない感じです。

リーグ戦Gは、
ちょっと考えなければいけない段階にきているのでは?

これほどまでに対抗戦Gとの「リーグ間格差」が広がっているのを、
詰めていく術はあるのでしょうか。
優勝どころか、決勝にも・・・・、
いやっ、準決勝にも出てこられなくなっていますからね、最近は。


ラグビーはサッカーとは違い、
この高校選手権、そして大学選手権に出て活躍した選手たちが、
こぞって日本代表の中核を担っていきます。

それだけ高校、大学の試合のレベルを高くしていくことが、
世界で日本代表が戦っていくために急務です。

大学選手権で見せた帝京のラグビー、
これをライバルたちがあわよくば倒すようなレベルになっていけば、
確実に代表のレベルも上がっていきますし、
大学在学中に代表入り・・・・・という事も、
現実味を帯びていきます。

いい流れになってきつつある日本代表の強化。
それにつながるような、
レベルの高い攻防を、
見たいと思っているワタシです。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NFL2022シーズン プレーオフ... | トップ | 大相撲初場所 好調阿炎に、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ラグビー」カテゴリの最新記事