『春はセンバツから』
春にはまだ早い真冬の季節ですが、
来春の選抜高校野球大会の21世紀枠候補・9校が発表となりました。
今年は各地からなかなかの俊英が揃い、
どのチームが出場しても一般選考のチームと互角に渡り合える力を持っているのではと思います。
【21世紀枠候補一覧】
【北海道】女満別 この夏、秋と北海道の高校野球界の話題の中心となった小規模校。
【東北】石巻工 (宮城) 被災地からの選出ということで、21世紀枠の最有力候補。秋の宮城大会での健闘も光った。
【関東・東京】高崎 (群馬) すでに関東で4強入りしており、一般枠での選出が濃厚。『スローカーブをもう一球』のモデル校。
【東海】大垣西 (岐阜) 秋の県大会で強豪を次々に破り4強に進出。
【北信越】金沢西 (石川) 進学校ながら力をつけ、秋の県大会優勝の実績。
【近畿】洲本 (兵庫) オールドファンにはおなじみの一校で、選抜では優勝経験もあり。
【中国】広島観音 (広島) サッカーファンにはおなじみの校名。野球では秋の県大会を勝ち抜き中国大会に進出。
【四国】小松 (愛媛) 県立の普通校だが、名将の就任で一気に力をつけた。強豪になる一歩手前で、清峰(長崎)の数年前を彷彿とさせる。
【九州】宮崎西 (宮崎) 宮崎からまた屈指の進学校が登場。”考える野球”で九州大会8強は本物。
本当に力のあるチームが揃いました。
特に小松、宮崎西、洲本、高崎などはセンバツで旋風を起こす可能性を秘めた学校。
『21世紀枠だから・・・・』とは決して侮れません。
そんな中、
3校が21世紀枠として選抜に出場します。
大胆に予想してみると・・・・・・。
まず9校の中で、
関東選出の高崎は一般枠での選出が濃厚なだけに、
21世紀枠の最終選考からは外されるのではないかと考えられます。
ひょっとしたら宮崎西も、
一般枠での選出があり得ます。
今私が考える”序列”では宮崎西は九州の5位。
しかし4位の創成館(長崎)は準決勝で九州学院に0-9のコールド負け。
その九州学院と準々決勝で0-2と接戦を演じた宮崎西が、
逆転で選抜を掴み取ることも十分に考えられます。
ということで、
この2校は21世紀枠からは外れるのではと思っています。
そして、
震災復興の象徴に、
ということで、
1校めは石巻工が選ばれるのではないかと、
ワタシは考えています。
2校目は近畿の洲本だと思います。
というのは、
今年の選抜では一般選考で兵庫県代表が選ばれないのがほぼ確実な情勢となっており(各校近畿大会初戦で完敗)、
30年ぶりという『兵庫ゼロ』に陥る危険性が大になっているからです。
とはいえ、
大阪と兵庫代表は地元だけにどうしても大会に必要という声も聞こえるため、
それでは21世紀枠に・・・・・・
ということになりそうな気配があります。
そんなことから、
2校目は洲本に行くのではないかと思っています。
3校目は、
個人的には女満別に行かせてあげたいと考えています。
なぜならば、
『この目で戦いぶりを見たいから』
それだけしかありません。
小松高校はほっておいても2,3年うちには必ず甲子園の土を踏むチームだと思います。
金沢西、大垣西、広島観音は、
インパクトが今ひとつかなという思いがないではありません。
しかし巷間言われていることは、
各地区の高野連の『プレゼン能力』が最後にモノを言う・・・・、ということ。
そんなこと、
一般人であるワタシにゃあわかりません。
どこのプレゼン能力が一番かなんて・・・・・。
いずれにしても、
候補校にとっては眠れない日が続くと思いますが、
『当たったらめっけもん』
というぐらいの感覚で、
朗報を待っていてもらいたいものだと思っています。