◇全国大学ラグビー選手権大会
【準々決勝】
関東学院 28-26 早稲田
帝 京 18-12 同志社
筑 波 11-9 明 治
天 理 32-15 慶 応
一昔前なら、
いや、
一昔前でない最近でも、
この並びを見たラグビーファンは、
こう思ったかことでしょう。
『右側のチームが勝ったチームなの?』
それほどの衝撃が駆け抜けた準々決勝でした。
早慶明そして同。
一時代を築いた名門の4チームが、
まさに”枕を並べて”討ち死にしてしまいました。
なんということでしょうか。
まずは『帰ってきた名門』関東学院が、
早稲田に競り勝ちました。
優勝の流経大、2位の東海大の両雄が早々と敗れ去ったリーグ戦グループ。
1回戦を見た段階で、
『今年のリーグ戦グループは総崩れかな』
と思っていましたが、
どっこい名門の関東学院が、
この最後の砦を守って4強に進出しました。
しかも長年の”宿敵”早稲田を破っての4強入りは、
本当に意味のあることだと思います。
関東学院得意のFWの強さと、
それ以上にBKの切れ味。
その両方がうまくかみ合った勝利でしたね。
早稲田は対抗戦の終盤からこの大学選手権1回戦を見ている限り、
『正月にかけてグングン実力を上げてきたな』
と思っていましたので、
正直意外な敗戦でした。
実力の差とは思いませんが、
最後まで早稲田らしい『試合巧者』ぶりは見せられませんでしたね。
前半簡単に点を取られ過ぎて、
やはり後手後手に回ってしまったのが敗因でしょうね。
慶応はどうしたのでしょうか。
難敵である流経大戦で見せた伝統のタックルが、
何か今一つ切れ味を欠いたような感じに見えましたね。
天理大に十分に研究されていたのでしょう。
”サプライズ”を起こして覇権争いに加わる可能性もあるとみていただけに、
意外な結果でした。
しかし逆に言えば、
天理大の戦力が充実しているということでしょう。
本当に久しぶりの【関西勢の優勝】が現実味を帯びてくるかもしれません。
明治は、
筑波の圧力に屈して悔しい逆転負け。
明治が・・・・・というよりも、
今シーズンのつくばは素晴らしいとしか言いようがないというのが本当のところでしょう。
初めての国立のピッチ、
どんな試合を見せてくれるのか。
国立大学の意地、
期待は大きいです。
ディフェンディングチャンピオンの帝京は、
同志社に手を焼きましたがまずは順調に”正月”にコマを進めました。
今年も4強の中では”候補一番手”の地位は揺らぎません。
伝統になりつつあるFWの遅攻と連続攻撃。
今年も威力を発揮しそうです。
ということで、
今年の大会は準々決勝で、
長い日本の大学ラグビーを牽引してきた早慶明+同がそろって敗れるという、
『何か歴史が変わるんじゃないか…新時代が来ているんじゃないか』
というような大会になってきました。
帝京、関東学院、筑波、天理。
4強の顔ぶれは、
フレッシュな響きがありますね。
伝統の各校を応援していた方々には寂しい正月になることでしょうが、
それもまたたまにはいいや、
と割り切っていただき、
フレッシュな4強の対決を楽しみましょう。
4強の対決は1月2日。
帝京 VS 筑波
関東学院 VS 天理
どんな結末が待っているのでしょうか。
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