週末の土曜日、日曜日からは、
スポーツがものすごいことになりますね。
日曜日なんて、
朝からサッカー日本代表のドイツ戦があると思ったら、
同じ時間にラグビーW杯の、
日本にとってとても重要なイングランドvsアルゼンチン戦が行われます。
そして午後からは、
国内の野球、サッカーに交じって、
大相撲の秋場所が初日を迎えます。
さらにさらに、
夜はラグビーW杯日本の初戦、
チリ戦が行われます。
全く家を出ることができないようなラインアップです。
ということで、
これらが始まると、
ワタシはプロ野球、特に優勝を争っていないチームの試合は全く蚊帳の外になるので、
そのまえに・・・・・と思って、
昨日はワタシのお気に入り、西武とヤクルトの試合を見ていました。
ヤクルトも中盤の逆転、
特に村上の特大の一発は「今年サイコーの当たりじゃない?!」なんて思いましたが、
それよりも何よりも、
西武のおかわりこと中村剛也の2発には痺れましたね。
試合自体も4-3の勝利でしたので、
中村の2発がものすごく大きかったので、余計にそう思いました。
(まあ、ここにきて勝った負けたは、あまり関係ないですがね。)
それを見ていて、
やっぱりワタシ「西武には中村剛也がいるじゃないか」なんて、
改めて思ってしまいました。
そして同い年のレジェンド、
栗山巧も。
この同期入団の「西武の骨と牙」も、
今年はいよいよ”不惑の年”40歳を迎えました。
しかし二人とも、
まだまだ今季、
元気なところを見せてくれています。
ホントこの二人、
西武ライオンズにとっては「ホンモノの宝」以外の何物でもないです。
中村は通算469本塁打、
栗山は2112本もの安打を放っています。
そして二人は、
ず~っと22年間にわたり、
西武ライオンズを引っ張り続けてくれていた選手です。
ここまで球団ができて44年、
たくさんの優勝、日本一を成し遂げた輝かしい歴史を持った球団ではありますが、
最初から最後まで西武ライオンズのユニフォームを着て選手生活を全うした選手、
この二人のほかは東尾修と伊東勤選手ぐらいしか見当たりません。
FA制度ができてからというものは、
最初の方の石毛、工藤、清原に始まり、
主力選手のほとんどはこの制度、あるいはポスティングを利用してチームを去り、
そして球団も功労者を容赦なくトレードに出すという事も頻繁に行ってきました。
秋山にはじまり渡辺、辻らはトレード(あるいは自由契約)でチームを追われ、
引退をチームで行うことができませんでした。
だから西武の古くからのファンは、
好きだった選手の引退セレモニーというものを、
ほとんど経験していないと言っていいかもしれませんね。
田淵、山崎のような創世記を駆け抜けたぐらい?
まあ彼らは、
他チームのスーパースター選手だったですから、
ちょっと気持ちは違います。
21世紀に入ってからは、
「主力選手は、最後には球団に後ろ足で砂をかけて出て行く」
が定番となってしまっているので、
フランチャイズプレーヤーの引退セレモニーなんて、夢のまた夢・・・・・・って感じでした。
松坂とか松井稼頭央とか工藤とか、
最後の最後にちょろっと「引退のためだけに」古巣・西武に戻ってきた選手の引退セレモニーなんて、
複雑を通り越して、
何だか白けた感じを持ってしまっていたものです。
しかしそんな中、
この「西武の骨と牙」の二人は違います。
これだけの実績を残し、
さらにずっとチームのために奮闘してくれる、
そんな選手、少なくとも西武には、
ほかに見当たりません。
だからこそ、
中村や栗山の活躍には、
拍手喝さいを送ってしまうのですね。
これに続く選手が、
源田、外崎と出てきていますから、
今後も楽しみです。
こういった選手たちこそが「フランチャイズプレーヤー」と呼べるのであって、
出て行くことを前提でプレーしている選手は、
なんだか本気になって応援できません。
何せ「選手を中心に」見ているのではなくて、
「チームを中心に」野球を見ているのでね。
同じチームのユニを着続けるのなんて稀なサッカーの世界でも、
ワタシはフロンターレの中村憲剛なんかも、
ホントすごい選手だと思っちゃうわけなんです。
もちろんチームを移りながらステータスをあげていくというのも、
否定なんかするわけはないですがね。
中村剛也と栗山巧を、
しっかりと最後まで応援して、
引退セレモニーまで見届ける。
これがワタシの、
西武ライオンズに対する今の一番の楽しみです。
さーて次は、
いったい誰がフランチャイズプレーヤーになってくれるのか否か。
出来れば蛭間選手、
なってほしいけどなあ。。。。。。
最近クラ~い話題ばっかりで、
昨日も書きましたが山川のことについてはまさに辟易としているワタシですが、
久しぶりに楽しく野球を見ることができて、
昨日は幸せでした。
これからも衰えることなくバンバンホームランを打ち続けて、
500本塁打を達成することを願っています。
中村剛也の力感のないスイングから放たれる美しい軌道のホームラン。
サイコーでした。
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