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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

村田諒太 世界ミドル級の初防衛に成功。 さあ、夢に向かって突き進め!!

2018年04月16日 | ボクシング

≪FUJI BOXING≫ ~横浜アリーナ~

【WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回戦】
チャンピオン            同級6位 
村田諒太(帝拳) 〇 TKO ●  エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)
         8R2分56秒


村田がミドル級チャンピオンとして日本人で初めての防衛に成功しました。

獲得するよりも、防衛することの方が難しいといわれるボクシングの世界タイトル。
そんな初防衛戦で、
しかもこの日の興行ではダブルタイトルマッチだったはずの比嘉のタイトルマッチが体重超過で失格という事態でおかしな雰囲気となり、
そのうえ比嘉は初めてのTKO負けを喫してしまうという状況。

村田は自分の試合に集中していたのは間違いないでしょうが、
会場の雰囲気もどこか浮ついた感じになっており、
少し戦いにくさを感じるものになったのではないでしょうか。

相手のブランダムラは、
実力的には村田とは大きな差がある選手で、
かけ率も12-1.01(?)ぐらいだったと記憶しています。
要するに『この試合に賭ける奴のだれもが、村田の勝ちを予想した』ということで、
よっぽどのことがない限り村田が防衛に成功するであろうことは予想されていました。

それでも。。。。

この雰囲気はどんなもんかと思っていましたが、
村田は終始冷静でしたね。

試合前に懸念されていたことは、
ブランダムラがこのクラスとしては異常に判定勝ちが多いという事実でに対してでした。
このことで一見すると「ハードパンチャーじゃないんだな!」ということが見えるのですが、
裏返すと「相手をかわしてポイントを奪い、勝利に結びつけるのがうまい」ということ。

そこで村田が初防衛戦でのKO勝ちにこだわり、
力みかえって相手の術中にはまると、
結構もつれるのではないかというところでした。

試合が始まってみると、
村田が終始圧力をかけて相手を追い詰めるという予想された展開にはなるものの、
結構相手が村田のパンチをうまくかわして、
決定的なシーンを作らせずに試合が後半へ。

正直ワタシ、
負けるとは思いませんでしたが、
KOはできないのでは・・・・・という結末が頭をよぎりました。

しかし村田。

最近鍛え上げてきた左のジャブから、
ボディ、そして右と8R後半にパンチを集め、
相手を跪かせる感じでダウンを奪いました。
相手は立ち上がったもののここでギブアップ。
見事なTKO勝ちとなりました。

初防衛戦は、
どんな名ボクサーでも苦戦するものですが、
村田は順調に、そして力強さも見せて、
この初防衛戦をクリアして見せました。

この「圧力をかけて、強烈なボディとワンツーで崩す」という戦い方は変わらず。
その精度、力強さは、
一戦ごとに増してきているように感じています。

リング上で村田は、
GGGと言われる【PFPトップ】のスーパーボクサー、
ゴロフキンへの挑戦に向かって頑張るとの決意を口にしました。

次の防衛戦をアメリカで行い、
そしてGGG(あるいはカネロやサンダースらのチャンピオン)との”世界注目の超ビッグマッチ”に向かっていく予定です。

村田をプロモートするボブ・アラムも言っています。
GGGとの”決戦”を東京ドームで開催するのが夢、と。

ワタシも、そして日本中の村田ファン、いや、ボクシングファンが待ち望んでいるこのメガファイト。
実現すれば、
身震いするほどのすごいファイトになること請け合いです。

本当に、
村田は夢を見させてくれるボクサーだなあ。。。。。。


ファンをハッピーにさせてくれる村田諒太こそ、
本物のプロですね。
それを実感した夜でした。


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