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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲”無観客”春場所 ようやく最後まで走り切った!

2020年03月23日 | 相撲

大相撲春場所が千秋楽。
無観客という異例づくめの場所となりましたが、
横綱・白鵬が7年ぶりの「千秋楽・横綱相星決戦」を制して44回目の優勝を飾りました。

苦しい場所でしたね。
観客を一人も入れない異例づくめの『無観客場所』でしたが、
力士の真摯な相撲っぷりは際立ち、
何とか最後まで走り切ることが出来ました。

それにしても協会や関係者、
そして各力士たちはホッとしていることでしょうね。

千秋楽に大関・貴景勝を破った関脇の朝乃山は、
ほぼ大関を手中にしたといって良いでしょう。
3場所連続、いや、4場所連続の二けた勝利は、
彼の地力を物語っていますし、
二人の横綱が35歳、34歳と高齢で、
大関の貴景勝もケガがちという現状で、
新たな看板力士の登場を心待ちにしているところですからね。

心技体ともそろい、
安定した四つ相撲の朝乃山は、
まさに「望まれた大関」です。
頑張ってもっともっと強くなって、
朝乃山時代を築いてほしいですね。

そして大相撲というのは『神事』というのを強く意識させられた場所で、
最後まで「綱」を巻いた二人が崩れず優勝決定が最後の一番までもつれ込んだことは、
本当によかったと思いますね。

衰えも見える感じとなってきた白鵬ですが、
今場所の終盤、正代に敗れたとは、
正攻法で白星を積み上げていきました。
鶴竜も3場所連続休場からしっかりと立ち直った姿を見せてくれました。
両者ともに「大相撲の看板」を背負って今場所に臨んでくれた感じで、
良かったと思います。

よく言われる「横綱の責任」ということ、
今場所は見事に全うしてくれました。

元気があったといえば隆の勝。

ワタシも数場所前にNHKの中継の中「力士の素顔」みたいな企画で彼を見てから、
すっかり好きになっていましたから、
今場所の活躍と土俵を離れたときに見せるあの「破顔一笑」の顔つきは、
良かったですね。

若手の一人として、
どんどん土俵をかき回す存在になって行ってほしいですね。

終盤まで優勝戦線をかき回した碧山は、
先場所の徳勝龍に続く「平幕下位力士の優勝」というのを狙いましたが、
残念ながら柳の下に2匹目のドジョウはいませんでした。

彼にとって「一生に一度の大チャンス」だと思いましたが、
それを掴むのはやはり本人の力量次第。
気持ちが弱いとやっぱり、
チャンスはつかめないものです。

炎鵬は今場所も、
大いに土俵をわかせてくれましたが、
残念ながら負け越しました。

しかし彼の小兵ながら正攻法の相撲は見事。
やっぱり応援したくなっちゃう力士ですね。

最後に先場所十両から再度幕下に陥落しながら、
現役を続行した豊ノ島。
今場所も負け越して、
さすがにここで力尽きたのではないかと思います。

大きなケガにもめげず、
再起を果たして幕内で相撲を取ったのは、
相撲の神様の差配だったと思います。
見事な土俵人生だったと思います。

弁も立ちキャラも立つ彼のこと、
引退した後の方が、ワタシは個人的に楽しみです。
大相撲の魅力を、
お茶の間にたくさん伝えてくれそうです。

さて最後に、
今場所は無観客だったとはいえ、
いや、無観客だからこそ、
相撲というもののあり方とか神秘性だとか、
そういうものが際立っていたのではないかと思います。

最後の「出世力士手打ち式」と「神送りの儀式」まで見られて、
なんだか楽しかったです。

とはいえ来場所は、
通常に戻って大歓声の中、
「新大関」の活躍などを楽しみたいものです。

皆さん、
本当にお疲れさまでした。


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