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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園2024 激戦続きの甲子園。劇的な展開が多すぎる!

2024年08月16日 | 高校野球

2回戦最後の甲子園。

 
やはり激戦が多かったですね。
第三、第四試合はタイブレーク。
見ている方としては、
ホントドキドキが止まりません。
 
第一試合は力のあるチーム同士の戦い。
序盤中京大中京が主導権を握りますが、
打線が好調の神村学園がジワジワとプレッシャーをかけていき、
迎えた6回。
 
神村学園はそれまで捉えられていなかった中京のエース中井をついに捉え、
2本のタイムリーが飛び出して逆転。
 
9回には大きな一点がホームランで入り、
そのまま逃げ切りに成功しました。
 
神村は昨年から、
ホント甲子園で自信を持って戦えていますね。
リードされても焦ることなく、
どっしりと足を地につけて戦っています。
 
神村は完全に、
昨年から覚醒しましたね。
鹿児島勢初の優勝は、
もうそこまできていると言ってもいいかもしれません。
 
 
第二試合は投手戦で岡山学芸館が完封勝ち。
ロースコアでの戦いに自信を持った戦い方です。
 
さて、
そして第三試合。
 
あの大先輩のOB王さんも観戦に来た中登場した早稲田実。
 
今日はホント、
和泉監督じゃないですが、
まさかの戦い方でした。
 
西東京大会の初戦から早実の戦いを眺めているワタシにとっても、
ホント意外・・・というしか言葉が見つかりません。
 
毎試合投手が崩れ、
それを打線が救って勝ち上がってきた今年の早実。
 
しかし、
この日の相手は、
鶴岡東の好投手桜井。
 
初戦では聖光学院をわずか1点に抑え込んでの完投。
 
強打早実といえども、
さすがにこの桜井相手には打線爆発とはいかないだろうと予測していましたが、
まさにその通りの展開。
 
しかし早実の「誤算」は、
強力打線が沈黙したということだけではありませんでした。
もう一つ、
大きな「嬉しい誤算」がありました。
 
それはエース中村の好投。
 
中村は球威はあるものの、
どうしても相手をしっかり抑えていくことができない今年の夏の大会でしたが、
初戦をしっかり投げた勝ったことで、
この試合はリラックスして初回から投げていました。
 
更に相手桜井投手への対抗心も強かったと見え、
桜井が好投すると、
自分はもっと好投、
という気迫が感じられましたね。
 
両左腕の好投は9回まで続き、
試合は延長タイブレークへ。
 
表の鶴岡東の攻撃。
 
早実はしっかりキッチリと抑えきり0点。
勇躍裏の攻撃に向かいました。
 
しかしマウンドから降りてくる中村クン、
明らかに足がつった状態。
 
「これは持つれたら大変なことになるな」
と思いましたが、
早実はキッチリバントを決め、
申告敬遠で1死満塁のチャンスを掴みます。
 
そしてここで、
バッターはその、
足をつって手当を受けている中村クン。
 
ここで手当のため、
数分間の間が空きました。
 
桜井クンにとっては、
本当に嫌な間だったと思います。
 
そして中村クンがバッターボックスに立った初球。
スライダーが真ん中に魅入られたように入り、
それを好打者でもある中村クンが叩きライトはるか頭上を抜けるサヨナラ打!
 
早実がこの痺れる投手戦をサヨナラで制して3回戦進出を決めました。
 
それにしても、
緊迫感のある素晴らしい試合でした。
今年の早実にこんな力があるなんて、
思いもしませんでした。
 
しかし早実はそもそもそういうチームではあります。
 
荒木大輔で準優勝まで駆け上がった時も、
斎藤佑樹で念願の全国制覇した時も、
そして清宮1年生の時4強まで出た時も、
全て予選の段階ではさほど注目に値するようなチームではありませんでした。
 
しかし甲子園で彼らは大きく成長、
指揮官をして信じられないを連発するような戦い方で、
勝ち上がりました。
 
さあ、
今年はどうなることでしょうか。
 
 
そして注目していた第四試合。
 
初戦で報徳学園を破った大社が登場。
力を持っている創成館との対戦となりました。
 
大社のエース馬庭はこの試合も初戦同様、
素晴らしいピッチングを披露。
序盤相手に付け入る隙を与えませんでした。
 
一方の創成館は、
この日の先発はスライダーのいい横手投げの奥田。
 
この奥田で前半を凌ぎ、
後半から満を持してエース村田をつぎ込んで逃げ切るという作戦、
完全にハマりました。
 
大社はチャンスを作るも奥田を捉えることはできず、
そうこうしているうちにミスも出て、
1-3のビハインドで後半へ。
 
ベンチのムードも停滞している中、
8回に反撃開始。
 
1死1.2塁のチャンスをつかむと、
ここで創成館に痛い送球ミスが出て、
1点を返しなお2.3塁のチャンス。
 
そしてここで、
キッチリとスクイズを成功させ同点。
大社らしい攻撃で同点に追いつくと、
迎えた延長タイブレークでも、
スクイズを決めるなど2点をもぎ取り、
その裏の創成館の反撃を1点で食い止め勝利を掴みました。
 
いやぁ、
この試合は中盤ミスも出て、
本当に嫌な流れだったと思いますが、
それでも勝ち切ったところに、
勢いと確かな実力を感じます。
 
いよいよ大社、
今大会の主役の座を、
奪いにきていますね。
その力、
十分にあるように感じます。
 
ということで、
これで16強が出揃いました。
 
そして今日、明日と3回戦。
さらに準々決勝へと進んできます。
 
まったく今後の展開が読めない大戦国絵巻の、
今年の甲子園。
 
さあ、
どうなるんだ?!
 
 
 

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