さあ、
すごいことになってきました、
今年の甲子園。
優勝候補と言われたチームが次々に倒れていくこの大会。
この日は春夏連覇を狙った健大高崎が智弁学園に押し切られ惜敗。
ほ〜
と思っていたら、
その次の試合で、
なんとなんと、
あの大阪桐蔭が小松大谷のエース西川の、
緩急をつけ、さらに投球のタイミングを微妙に変える投球に全く合わず。
そして小松大谷は、
外野手の守備位置もさほど下がっておらず。
これは新基準のバットということで、
殊更大阪桐蔭の長打だけをケアすることなく・・・という戦術。
それゆえに、
今までのチームが深い外野守備位置をとるが故に内外野の間に落ちていた当たりがなくなるという効用を生んでいました。
小松大谷の考えた「打倒大阪桐蔭」の策が全て当たって、
思い通りの戦いになったということですね。
新基準のバットになって、
よりロースコアの戦いが中心となってきた高校野球。
今後も、
今まであったような豪打で一気に粉砕するという野球はなかなか難しくなってくるのかもしれませんね。
さらに同点であればすぐに延長タイブレーク。
これからの勝負は、
低めと緩急の投手、固い守り、きっちり決める小技と足を絡めた攻撃、
それらが問われてくるかもしれませんね。
力勝負が主流だった甲子園の流れが、
確実に変わってきているように感じます。
さて、大阪桐蔭。
今年のチーム、
ワタシは08年の西谷監督初優勝のチームに似ているなあ、
なんて思っていて、
あまり負ける姿は想像できませんでした。
負けるとすれば、
昨秋の明治神宮大会のように、
守備が破綻して、
打って返すも届かず。。
って感じかなぁ、
と思っていましたがね。
まさか完封負けするなんて。
最後の最後まで、
とにかくタイミングが合いませんでした。
智弁和歌山の負け、
そして大阪桐蔭の負け、
衝撃です。
しかしながら、
少しだけ高校野球の流れが変わっていく端緒になるのか?
そんな風にも思わなくはないです。
秋からの新チームの全国の戦い、
興味深く見守っていきたいと思います。
春夏連覇を狙った健大高崎も、
鍛えてきたはずの打力がこの日はまったく機能せず。
心配されたエース佐藤の離脱穴、とはまったく無関係の試合ぶりでした。
勝手な考えではありますが、
これからの高校野球、
健大高崎がかつてやっていたような「機動破壊」が、
いちばん効く戦術なんじゃないかと思います。
強力な投手と、
足を使った何をやってくるかわからない攻撃。
こんなチーム、
一番怖いと思うんですがね。
第三試合の京都国際、
第四試合の西日本短大付は、
キッチリと自分の野球をやって勝ち上がりました。
両校の激突する3回戦は、
面白い試合になりそうです。
2回戦は今日が最後。
いよいよ大会も煮詰まってきました。
あの大阪桐蔭までも早々と去っていくこととなりました。
ここで敗れたことにも驚きでしたが、完封負けにさらに驚きました。
あの絶対王者がこんなにあっさりと敗退するとは・・・。
それにしても今大会。
波乱続きで面白いですねえ。
智辯和歌山なんて追い付き方が劇的で、完全に勝ちパターンでしたね。
あそこから相手が飲み込まれていくシーンを何度も何度も見たことか。
おそらく高校野球ファンなら誰もが智辯の勝ちを確信したと思います。
しかし、そうはさせなかった霞ヶ浦。
あっぱれです。
さあ今後どうなることやら。
花咲徳栄に始まり、報徳、健大高崎も姿を消し、中京大中京も敗退してしまいました。
こうなると、広陵VS東海大相模の勝者が・・・(すごくもったいない!)
いやいや、今大会はわかりません。
楽しみですねー。
PS
今大会の明徳。
例年になく打線が良く、すこーしではありますが期待しています。
ホント、すこーしですが。
実は今日からワタシ甲子園入りで、
東海大相模と広陵の試合観戦中です。
新幹線が止まるとなったので、
急遽入りを1日はやめて、
昨日大阪入りしました。
なので、本来なら時間的に観戦できないはずだった候補同士の戦いを楽しんでいます。
今年は甲子園100年というのは関係ないでしょうが、
とにかく予測不能な大会ですね。
その分面白いです。
昨日も早実の完封勝ちなんて、
西東京大会見ている人間にとっては、
天地がひっくり返ってもないような「ありえない戦い」
でした。
まだまだ試合は続きますので、
一体どんな大会になるのか、
興味深いですね。