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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

さあNFLの12月。 こっちも燃えているぞ~!

2018年12月04日 | NFL

さあ12月に入りました。

NFLのレギュラーシーズンも残り1か月。
いよいよ地区優勝争い並びにプレーオフ進出争いも、
佳境に入ってきます。

長いことフランチャイズチームを持たず寂しい思いをしていたLAのフットボールファンも、
今年は久しぶりに盛り上がっていることでしょう。

LAに復帰or移転してきて3シーズン目を迎えるのが、
NFCのLAラムズと、
AFCのLAチャージャーズ。

移転してきたということはつまり「弱くて客が入らない」ために新天地を探し求めてきたということに他ならないので、
移転前&移転直後は、
予想通りの苦戦を強いられてきた両チーム。

ず~ッと迷走を続けてきたラムズに、
NFL屈指ともいえるQBリバースを擁しながらなかなか栄光に手が届かなかったチャージャーズ。

昨年少しブレークの”兆し”ぐらいは見えていたものの、
やはりそこは長年裏切られ続けてきただけに半信半疑というココロモチでした。

しかしながら今シーズン。
両チームともに出だしでつまずかず、
そこからまた白星を重ねてきて、
先週(第12週)を終わった時点で、
ラムズは10勝1敗と西地区堂々の首位。
それどころか、
NFCでもトップシードのセインツと並んでいる状況で、
「どうしたんだ、この大ブレークは」
とファンを驚かせています。

そしてそのラムズに隠れた形ながら、
チャージャーズもしっかりとシーズンを戦って8勝3敗。
西地区トップをいくKCチーフスを1差で猛追、
AFCの中では2位タイの好成績でシーズンを走り続けています。

かつてLAは、
ラムズとレイダースの2チームが長くフランチャイズをここに置いていましたが、
これだけ両チームともに好調な年はなかったといってもいいでしょうね。
80年代後半をほうふつとさせる、
LAにとっては盆と正月が一緒に来たぐらいの大騒ぎでしょう。

さて、
ラムズは今週、来週と中西部でデトロイト、シカゴとのアウェーでの連戦。
ここを連勝で超えることができれば、
いよいよ「NFC第1シード」も見えてくるというものです。

と思っていたら、
NFCトップを並走するセインツが、
木曜日にまさかの敗戦を喫して2敗に後退。

ここはなんとしてでも勝って、
一歩前に出なければなりません。

ということでデトロイトとの対戦。
日本時間では早朝の対戦となりました。

このところすっかり貫禄すら出てきた3年目のQBゴフ。
この日もパスを投げまくって……と思っていたら、
デトロイトの守備陣がしっかりと準備、分析をしてきてなかなか思うようにパスを通すことができませんでした。

前半は攻撃が形にならず、
2Q終盤までわずかにFG1つのみの3点で終わっていましたが、
そこはさすがにゴフ。

最後の3分でキッチリとTDパスを通し、
その後FGも決めて10点差で折り返していきました。

この日はラムズの守備陣も奮闘。
「大黒柱が止められるならば…」と相手にも得点をなかなか許さない”鉄壁の”守備を見せて、
試合をピリッとしまったものにしてくれました。

アウェーでもひるむことのないラムズの攻撃陣は、
後半には第4Qに2TDを奪ってライオンズを突き放して、
11勝目を上げました。

これでプレーオフ入りを決めたラムズ、
早々と西地区の優勝も決め、
いよいよプレーオフに向けて驀進しています。

あと怖いのはなんといっても怪我ですね。
全員が揃った状態でプレーオフを迎えられれば、
LAラムズとして初めてのスーパーボウル制覇という夢も、
あながちかなえられないものではないという感じもしてきます。


そしてサンデーナイトでPITスティーラーズと対戦したチャージャーズ。
同期の名QB対決としても注目されたこの試合、
チャージャーズのリバースがPITのロスリスバーガーに挑むという感じでしたが、
試合は完全に「前半は一方的なPITのペース、一転後半は一方的なLAのペース」という、
面白いコントラストを見せた試合となりました。

前半ほとんど攻撃の形を作れずに7-23と大差をつけられて折り返したチャージャーズ。
後半はルーキーのジャクソンのランを入れて攻撃のテンポを変えると、
そのジャクソンが次々にビッグゲインを決めてチームをけん引。

そしてそうなれば、
リバースのパスもおのずと決まってくるもの。

スティーラーズの「スティール・カーテン」を破って、
初めて地元で後半14点差以上のリードから逆転負けというPITに「初の屈辱」を味わわせての逆転勝ち。

これでなんと9勝3敗として、
こちらもKCをとらえる位置までやってきています。

KCをとらえて地区優勝を飾れば、
チャージャーズもAFC第1シードの可能性もあり、
そうなるとスーパーボウルが『夢のLA決戦』となる可能性も、
出てきます。

まあ、
そうなる確率はほとんどないようにも思われますが、
そんな夢を見させてくれる、
今年のシーズンです。


現在LAには、
両チームが呉越同舟のビッグスタジアムが建設中。

ということで現在は両チームともに「仮住まい」の中でのシーズンとなっています。

しかしプレーも心も真っ赤に燃え上がって、
まさに「レッドホット」な状態が継続中。

さあ、
どこまで突っ走ってくれるのか、
両チーム。

「フットボールチーム不在の全米有数の大都市」
というあり得ない状況が20年も続いた後、
そのうっ憤を晴らすような熱狂が、
渦巻いています。

そういえば日本でも、
ライオンズが去った後うっ憤をためていた福岡の野球ファンが、
ホークスが移転してきて、
熱く熱く燃え上がりました。

その炎は、
今もまだ燃え盛っています。

そんな感じで、
ラムズかチャージャーズが、
ロンバルディ・トロフィを高々と天に掲げる日を、
心待ちにしています。


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