このブログでも何度も申しておりますが、
”高校野球オヤジ”としては、
7月の中旬、ちょうど各地方予選が中盤から終盤に向かう時期ぐらいから、
ワタシの心はもう完全に高校野球一色。
これはもうン10年ず~ッと続いていることで、
どんなにほかの競技にすごいことがあったとしても、
なかなかそちらに気持ちが向かうことはありません。
たとえオリンピックが開催されていようとも、
ビッグなタイトルマッチがあろうとも、
やはり「まずは高校野球」で決まり。
ましてや同じ野球のプロ野球。
どうしたって気持ちのほとんどは、
こちらの方には向かわないというのがワタシの「夏の掟」なんです。
近年もしかりで、
やっぱり高校野球を最初から最後まで堪能して、
ふ-っと息をついて、
気持ちが切り換えられたところでようやく、
「さ~てプロ野球はどうなっているのかな?」
となるのが定番です。
もちろんその間(1か月~1か月半ぐらい)も、
見るには見ているし、
球場に足を運んだりもしてはいるのですが、
なんだかあまり気が入っていないというか。。。。。。
まあ、言い訳はそのぐらいにして、
昨日改めて順位表と今後の日程を眺めてみました。
セ・リーグは巨人にマジック20が点灯。
選手層から言っても勢いから言っても、
今年は巨人が有利なのは間違いありませんね。
しかしながら、
週末のDeNA戦や昨日の広島戦を見ていると、
来るべきCSはちょっと苦戦も考えられそうですね。
今年の巨人については、
ファンは「日本一」を待望しているでしょうから、
CSでつまずくわけにはいきません。
そう考えると、
この9月の戦いで、
戦うであろう広島、ないしDeNAに対しては、
いろいろな布石を打っておかないといけないような気がします。
まあ、
用意周到な原監督のこと、
いろいろなことを考えているでしょうね。
その巨人を追っていく広島、DeNAは、
やはり戦力が欠けている部分が大きいように感じますが、
両チームともに短期決戦での逆転を狙っていることでしょう。
ところでDeNAの宮崎は、
CSには帰ってこられるのかな?
全然情報を取っていないんですけど、
彼がいるといないで、打線は本当に大きく違いますから、どうなるのでしょうか。
また伊藤はどうかな?
パ・リーグはとっくにSBがマジックを一けたぐらいにしているのかと思いきや、
大の苦手にしているロッテにまさかの3連敗で、
なかなか突き抜けることができません。
しかし戦力は確実に上積みされているので、
まあ9月にダッシュをかけて逃げ切ることでしょう。
それよりも2位争いがし烈。
西武がいまのところ先頭を走りますが、
本当にファンとして思うのは、
「こんな戦力で、CSとか行っちゃっていいの?」
ということ。
貯金もこの時期で一桁の少ないところを行ったり来たり。
先発投手陣は何か10試合連続初回失点だの、
先発の防御率が6点台だの、
恐ろしい数字が並んでいます。
それにしても感心するのは、
何度も何度も頑張って取った得点をザルの様に吐き出す投手陣の体たらくを見せられても、
打撃陣が折れることなく頑張っているところですかね。
「いつか立ち直ってくれるだろう」
と思って頑張っているとすれば、
彼らに拍手を送らなければいけません。
特に36歳になりながら、
今季MVP級の働きを見せる中村剛也選手には頭が下がります。
今季も夏場にぐんぐん成績を上げて、
現在打率.284で23本塁打94打点です。
ワタシがひそかに期待しているのは、
中村の自身初の3割。
ホームランバッターとしては、
勲章となる成績だと思います。
栗山と並んで長いこと西武の顔として活躍してくれている彼。
ここ数年は、
ワタシは彼に対する見方がガラッと変わって、
『西武の宝』だということに、
疑いを持っていません。
同期の栗山巧と並んで、
これからの西武を引っ張って行ってもらわなければならないフランチャイズプレーヤーです。
FAを取るや否や我先にと競うように退団する主力選手ばかりの西武という球団。
おじゃる丸ではないですが、
ファンとしては「そんなにマロが嫌いか~」と叫んでも叫んでも、
出ていくのをやめちゃあくれません。
昨年は菊池、浅村が、そして今年は『次代のフランチャイズプレーヤー』だと信じて疑わなかった秋山のFA権行使が、
確実視されています。
(まったく、秋の来るのが恐ろしくてたまんないですよ。。。西武ファンの偽らざる気持ちです。)
いくら育てても、
9年経てば他球団に出て行ってしまう「宿命」を背負ったライオンズにとって、
フランチャイズプレーヤーは本当に大切な存在です。
一年でも長く、現役を全うしてもらいたいですね。
そしてその後は指導者に。
こんなことは起こりえないだろうなあと思っていますが、
現在3ゲーム差のSBを万万が一逆転して優勝を勝ち取るということになったら、
本当に面白いし「前代未聞」だと思うんですよね。
在りし日の近鉄が猛打線で優勝を勝ち取った89年や01年、
そしてあの阪神の85年の優勝などを超える、
「こんだけピッチャーがダメで、よく優勝までたどり着いたなあ」
という優勝になると思うんですが。。。。。。。
しかも現在、
山川もあれだけダメなのになあ。。。。。。。
優勝したら、これを奇跡と言わずして何というか・・・・・という優勝だと思います。
しかし最近中継ぎに、
ピッチピチの19歳、
平良投手という新星が登場してきましたよ。
待望久しい、
中継ぎでの剛球投手。
155キロ以上を常時出せるピッチャーです。
昨年は優勝への最後のピースは、
中継ぎ・抑えに配されたヒースとマーチンでしたが、
今年は平良がそこにおさまってくれれば、
ひょっとしたら優勝への細~い糸、
手繰り寄せられるかもしれませんね。
しかしながら激戦のパ・リーグ。
ちょっと負けが混めば、
首位追撃はおろか、
最下位まで転げ落ちることも想定されますから、
絶対に一試合も、
気は抜けないところですね。
ワタシ自身、
本気で決して優勝を狙っているというわけではないのですが、
何だかフフフッと薄ら笑いを浮かべながら、
この状況を楽しく眺めているといったところですね。
まあ、9月まで存分に楽しめるというのが、
プロ野球のいいところ。
最後は巨人とSBの久しぶりの日本シリーズ激突になると、
当たり前すぎる予想をしているワタシですが、
いっちょあと1か月、
楽しもうかなア・・・・・・なんて思ったりはしています。