今年も変わらず、
春の選抜高校野球大会が開幕します。
しかし、
昨年までの大会とは、
明らかにその位置づけも違うと思います。
震災の地から、
東北高校、水城高校、光星学院が出場。
特に東北高校は、
震災の真っただ中の高校として、
複雑な気持ちを持ちながらの甲子園出場だと思います。
しかし、
彼らが元気に力いっぱい甲子園で野球をしていること、
それは必ず、
震災地の方々の気持ちにも届いていくと思います。
そう、信じています。
特に震災地の子供たちに。
東北高校の選手たちが躍動する姿をテレビで見て、
「自分もまた野球をするんだ」
「また大好きなことができるようになるんだ」
という勇気と希望を持ってもらいたいと、
心から思っています。
避難所にも、
大きなテレビを設置することはできないのかな?
野球に限らず、
ひと時でも彼らの気を紛らすために、
テレビの果たす役割は大きいと思っています。
(スポーツや笑いは、こういう時にも、絶対に必要だと思っています。)
専門家が言うとおり、
被災地においては、
着の身着のままの避難から10日余りが過ぎ、
だんだんと現実が見えてくる時期に差し掛かっています。
この時期から、生活の再建など様々なストレスに向き合うこと、
これが今後の大きな課題になると思われます。
そんな中で、
少しでも『希望』を与えるような、
そんな選抜大会にしてほしいと思います。
先日、今大会の展望をしておいてなんですが、
今大会はとにかく勝敗は二の次のような気がします。
野球ができること、
そして力いっぱいプレーできること、
それを甲子園から発信していく大会になると思います。
主催者たる高野連も、
そのために開催するのだと思っています。
東北高校に限らず、
全出場校の選手の皆さん。
がんばれ!!
素晴らしい戦いを、
期待しています!