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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

いよいよ 東京の夏も始まる!

2016年07月01日 | 高校野球

さあ、熱い夏がやってきます。

第98回全国高校野球選手権東西東京大会が、
明日開幕します。

東東京137、西東京128、
合計265チームが競う2つの甲子園のイス。
果たしてどんな大会になるのでしょうか。

開会式はいつものように神宮球場。
合同のマンモス開会式となるので、
他県のように1校1校が入場行進してくるわけではなく、
3チーム(?)一列でずらずらと更新します。

なので、
球児一人一人の顔を”確認”することはとても難しいのですが、
ようやく数年前から東京MXが開会式の中継もやってくれるようになってきたので、
一般の人の目にも止まるようになりました。

東京の高校野球は、
首都圏の周りの3県(神奈川、埼玉、千葉)と比較して、
あまりにもいろいろなことが”ないないづくし”の大会で、
長いこと不遇をかこってきました。

昭和50年代の初めから、
周辺3県はUHF局が夏の大会は初戦からずっと中継を続けてきて、
ハイライトも放送してきました。

しかし東京はもともとUHF局がなかったのでずっと中継やハイライトはなし。
やっとのことで95年に開局したものの、
石原都知事が大の高校野球嫌いだったために、
高校野球は冷遇されて、
なかなかMXでの中継にこぎつけられませんでした。

しかも、
華々しく記事になる他県と違って、
何か新聞記事もあまり熱は感じられず、
東京で高校野球の記事が躍るのは、
東京代表でヒーローが出現したときにスポーツ紙を中心にして盛り上がる時だけでした。

大会総決算号のグラフ誌などは、
神奈川が先鞭をつけ、埼玉や千葉でも発売しているものの、
東京はいまだに発売されず。

しかも当の試合においても、
いまだにスコアボードには選手の名前が出ることはなく、
ただ守備位置の番号だけがずらっと並ぶだけ。

そして、
最近ようやく解消されはしましたが、
近年までずっと、
秋季大会の地区予選で早くに敗れたチーム(ブロック決勝に出られなかったチーム)には、
春季大会の出場資格がない・・・・・
というバカげたことがまかり通っていた地域でもあります。

要するに、
秋季大会ブロック予選第1戦(たぶん9月第1週ぐらいに実施)に敗れたチームは、
なんと翌年の夏の甲子園予選第1戦(たぶん7月第2週ぐらい)まで、
一切公式戦がない……ということになっていたのです。

そこでも第1戦に敗れてしまうと、
なんとなんと、
公式戦が年間でわずか2試合!!
なんていうチームが、
ザラにあったわけです。

なんというひどい年間の計画。
改善されたとはいえ、
まだ初戦負けが続くチームは、
年間3試合しか公式戦が組まれません。


ワタシはよくこの東京の高校野球の『惨状』をお隣の神奈川県と比較するのですが、
高校野球熱が日本のどこよりも高いといわれている神奈川では、
まさに高野連の目線は『高校球児ファースト』。

秋季大会の各地区予選、
春季大会の各地区予選、
そして夏の大会と、
各チーム公式戦は最低でも5試合。
通常は7試合は組まれます。

これと比べると、
東京都は本当に、
恵まれていません。

だって、
2試合や3試合では、
敗戦からいろいろと学び取る前に、
終わっちゃうっていうの。


そんな東京都の『日本一恵まれない』高校野球ですが、
それでも草の根の都立高の野球部監督・顧問らのしぶとい働きかけの甲斐もあって、
少しづつですが大会の運営なども”改善”されてきている気もします。

ピーク時の80年代~90年代に比べて、
ずっと運営もしやすくなったと思います。
使える球場の数も増えたし、
出場チームは少なくなっていますしね。

だからこそ、
もっととっと球児を、
大切にしてやってほしいと思います。

『あれもダメ、これもダメ』
という割には、
自分たちは汗をあまりかかない・・・・・・・
そんなこと、よく言われていましたよ。


まあ、
そんなこんなで、
今年も始まります。

球児たちの一投一打は、
ワタシにとってはまさに夏の風物詩。

あの大声援やブラバンの音が街にこだまする季節が、
またやってきます。



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