第87回の春が華やかに開幕しました。
朝から満点の青空、
そして暖かい空気のもと、
今年のセンバツが開幕です。
今年も21世紀枠3校を含む32校が集い、
待ちに待った球春の到来を告げるセンバツ。
今年はどんなドラマが待ち受けているのでしょう。
開会式では、
今年で100年の節目を迎える高校野球が、戦争や震災を乗り越えて今日があることが強調されていました。
『大好きな野球ができる幸せ』
を噛み締めながらという敦賀気比・篠原主将の宣誓、沁みました。
ということで、
大会は開幕。
激しい戦いの幕は切って落とされました。
【第1日】
第1試合 八戸学院光星 9-2 九州学院
第2試合 大阪桐蔭 8-0 東海大菅生
第3試合 常総学院 14ー1 米子北
第1試合は、
九州学院の伊勢投手と光星の中川投手の投げ合いで試合が後半まで進みましたが、
終盤光星が一気に突き放しました。
光星はやはり甲子園での戦い方を熟知していると同時に、中川投手の安定感が大会でも屈指のレベルにあることが証明されたと思います。
非常に楽しみな洗練されたチームという感じですね。
第2試合では夏春連覇を狙う『候補筆頭』の大阪桐蔭が、秋の東京大会を制して剛腕勝俣を擁する東海大菅生と対戦。
楽しみな戦いでしたが、
すべての面で『レベルの違い』を見せつけた大阪桐蔭が、序盤で勝負を決めて『優勝候補の名に偽りなし』を証明しました。
前半から勝俣の低めの縦の変化球を徹底して見送り、苦し紛れに投げ込んでくる球を痛打しました。
見事な『全員攻撃』だったと思います。
そして、
相変わらず『冬場のレベルアップ』は顕著で、
守備の動きの良さなどは見事。
春の公式戦初戦だということを全く感じさせない精度の高さでした。
西谷監督の言葉の中にも、
このチームに対する自信と信頼が感じられ、
『夏春連覇』
の可能性、かなりあるような気がししました。
あとは田中投手か大会通してどれだけ踏ん張りきれるか、
というところでしょう。
東海大菅生は、
はっきり言うと『現実を見せつけられた』試合となってしまいました。
あそこまで徹底して『勝俣対策』をされて向かってこられると、
今の力ではなす術がありませんでした。
夏に向けて、
どれだけ『勝俣頼み』から脱皮できるか。
チームの真価が問われる戦いは、
ここから始まります。
第3試合は、
常総学院の1.2番がそれぞれ5盗塁と走りまくって初陣の米子北に圧勝。
まだまだ攻守にややスキのある感じのチームですが、
強打に足を絡める健大高崎ばりの戦い方はニュー常総を感じさせてくれて、
期待が持てますね。
敗れた米子北では、
なんといっても井田選手の活躍が光りました。
味方が劣勢の試合にもかかわらず、
輝きは回を追うごとに増すばかり。
4打数4安打1死球。
5打席連続出塁の素晴らしさでした。
夏に向けて、
大いなる自信を得たこの“春の陣”だったと思います。
ということで、
始まりました~!
これから12日間、
春を感じます!
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