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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第87回選抜高校野球第2日 あまりにも高校野球らしい戦い

2015年03月23日 | 高校野球



《第87回選抜高校野球大会》
【第2日】

第1試合 今治西 11ー7 桐蔭
第2試合 静岡 7ー1 立命館宇治
第3試合 木更津総合 8ー3 岡山理大付


第2日を迎えた甲子園。
日曜日ということもあり、
たくさんのファンがつめかけ、
昨日に引き続いて連日の『いい雰囲気』を作り出していました。

そんな中、
第1試合では21世紀枠の桐蔭が登場。
アルプスをギッシリ埋め尽くした応援団の大声援に押され、
最後の一球まで諦めない野球を見せてくれました。

桐蔭というと今は、
誰もが大阪桐蔭の名前を思い浮かべると思います。
(あるいは神奈川の高校野球ファンなら、神奈川の桐蔭学園かもしれません)

しかしこの和歌山の桐蔭高校。
桐蔭という名前に全国の高校野球ファンの馴染みはあまりないかもしれませんが、元【和歌山中学】と聞けば、オールドファンで知らない人はいない程の超有名校です。
『あの』という枕詞がつく程の戦前の強豪チームです。

ワタシももちろんリアルタイムで和歌山中の活躍を見たことはありませんが、
たくさんの書籍の中にその活躍ぶりを示すノンフィクションがあり、それらをワクワクしながら読んだクチです。

和歌山中学と海草中学のライバル物語や、その頃いかに和歌山が高校野球に情熱が注がれていたかを知るにつけ、
遠いその頃に想いを馳せるという空想の世界に遊んでいます。

そんな桐蔭か久しぶりに21世紀枠での甲子園登場。
これは今大会のもう一つの“レジェンド”松山東と並んで、
『見なきゃ!そして応援しなきゃ!』
と思ってしまうトピックスですね。

昨日の試合。

相手は『四国の名門』今治西でした。

桐蔭、そして今治西も、
序盤から何か甲子園の雰囲気に慣れることができず、
フワフワとした感じが最後まで取れることがない戦いとなってしまいました。

桐蔭はエラーを重ねて失点に結びついてしまうという悪循環に陥り、対する今治西は『安定感抜群』のはずのエース杉内が大乱調。

次からの試合が大変心配になってしまう、『イップスじゃないか?』と思ってします程の叩きつけるワンバンの投球が続き、
四球で最後には桐蔭に追い詰められマウンドを譲ってしまいました。

試合は最後は今治西がなんとか11ー7で逃げ切りました。

試合内容は、
全く褒められたものではなく、
昨日の大阪桐蔭や今日の静岡の様に『完璧な戦いぶりと仕上がりぶり』をしたわけではありませんでした。

しかしながら、
ワタシの感想は『実に高校野球らしい、清々しい戦いぶりだった』というもの。

『やっぱり高校野球はいいなぁ』
という事を感じさせてくれました。

桐蔭は最後の最後まで諦めず、
『和歌山中学の矜持』
を見せてくれました。

お疲れ様でした。
また力を蓄え、
この“聖地”を再び目指してください。

第2試合の静岡は、
驚くほどの仕上がりぶりを見せてくれました。

出場32校中最高のチーム打率を誇る強打線は、
『看板に偽りなし』でした。

前日の大阪桐蔭の強打線にも負けない程の打球の速さ、
そして畳み掛けるど迫力。

優勝候補の一角に、
名乗りを上げたこの日の戦いぶりでした。

第3試合では、
ほぼ互角と言われた戦いを、
2度のビッグイニングを作った木更津総合が制しました。


ここまでの6試合、
最後は大差のつく試合が多くなっています。
やはり公式戦から長く離れていていきなりの大会となる春の選抜。
調整の巧拙により、
大差の試合も出てしまいます。

しかしそれはそれで、
選抜大会としての“趣き”があり、
観戦していて楽しいですね。

これから大会が進むにつれて、
実力伯仲の好試合が展開していくことでしょう。

敗れたチームは、
この敗戦を夏への糧にして、
頑張って欲しいと思います。



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