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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲名古屋場所 宇良 感動の初金星!

2017年07月17日 | 相撲

大相撲名古屋場所は9日目。

阻むものが誰もいない荒野を、
一人横綱・白鵬が悠々と爆走していく展開となっていますが、
この日も初顔の輝に対して全く相撲を取らせず料理して一人全勝を堅持。

大関・高安が星を落としたため、
これで追ってくるものはほとんどいない展開となりました。

しかしこの日のハイライトは、
何といっても前頭4枚目の業師・宇良が、
初挑戦の日馬富士に対して果敢にとったりを仕掛け、
見事に金星を取った相撲でした。

宇良は前日の白鵬に対してもいい相撲を取っていたので、
『ひょっとしたら今日もいい相撲になるのでは』
と思ってはいましたが、
低い姿勢で突き刺さるような相撲を取る日馬富士に勝つことはないだろうと思っていました。

しかしこの日の宇良。

日馬富士の低い立ち合いの、
もっと低くから当たって、
金星をつかみ取りました。

見事な相撲だったと思います。

アクロバチックな”サーカス相撲”が持ち味と思われがちの宇良ですが、
場所を経るごとに「正統派」の業師に変身してきています。

もちろん土俵際でのやわらかい体を使っての粘りとか、
”技のデパート”舞の海をしのぐような多彩な技などはそのままに、
重い幕内力士にも吹っ飛ばされない『強く重いからだ』を作ってきています。

ワタシも十両に上がったころまでは、
かつての舞の海とか智乃花とか、
そういった類の力士の系譜を思い浮かべていましたが、
今やそんなところにはとどまらない、
正統派としての彼の相撲力に大きな期待を寄せています。

そして金星のインタビュー。

感極まって涙を浮かべた彼の初々しい受け答えは、
何十万、何百万という「新たな宇良ファン」を開拓したのではないでしょうか。

とにかくこれからの宇良、
大注目です。

いやあ、
それにしても多彩な若い力士が百花繚乱になってきましたね、
大相撲の世界。

これからますます、
ファンが拡大していくことでしょう。

楽しみでしょうがありません。


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