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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第93回全国高校野球選手権  第10日 9回2死からの大逆転劇

2011年08月15日 | 高校野球

第93回全国高校野球選手権

~第10日~

史上に残る大逆転劇がありました。

大逆転の主役は、智弁学園。

8回までその強力打線はずっと黙ったままでしたが、
9回に相手がピッチャーをチェンジしたとたん、
その溜めていたマグマが大噴火を起こし、
名門・横浜を完全に飲み込んでしまいました。

迫力満点のその連打。
史上に残る逆転劇です。

それにしても見事でした。

8回まで先発、柳の低めに決まる球に翻弄され続けた智弁の4割打線。
『不発のまま甲子園を去るのか』
と思われた9回、
浦野の放った中前へのライナーで、
ついに目覚めました。

そこに火を注ぐ形となってしまったのは、
皮肉にも横浜の誇る磐石の投手リレーでした。

先発・柳⇒抑え・相馬
へのリレーは、
神奈川県大会で春の覇者・東海大相模を破った試合から、
毎試合続けられてきた横浜の【勝利の方程式】でしたので、
この継投は攻められないでしょう。

しかし、
やはり甲子園の最終回という異様な雰囲気は、
相馬からしなやかな腕の振りを奪ってしまったようでした。

ギクシャクした投球フォームから、
切れのないスライダーを投げ続け、
智弁打線の餌食となってしまいましたね。

神奈川大会を見続けてきたワタシや、
この夏のライバル校の選手たちにとっては、
『信じられない』
という言葉しかありませんでした。

しかしそこは【魔物】のすむ甲子園。

その怖さ、
帝京に続き横浜も、
骨の髄まで分からされてしまいましたね。

横浜・渡辺監督は、
96年の3回戦、福井商戦での大逆転負けを思い出したかもしれません。
今日と同じような、
9回での大逆転負けでした。

甲子園の名将でも、
この魔物に取り付かれたら、
成す術がないのでしょうか。

う~ん、
残念な結果ですが、
落胆せずに次の戦いを目指してください。


さあ、
ベスト8の4校が決まりました。
明日も引き続いて、
すばらしい戦いが続いていきます。


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