快晴の日曜日。
気持ちのいい陽気に誘われて、
国立競技場に≪セイコーゴールデングランプリ陸上≫を観戦に行きました。
注目の男子100m、
桐生選手などを観たかったのですが、
それ以上に国立競技場の勇姿を目に焼き付けておきたかったからです。
ワタシが生まれてからずっと、
目の前に存在していた競技場。
この競技場がなくなる、
信濃町-千駄ヶ谷間を電車で走るとき、
この勇姿を拝むことが出来なくなる・・・・・
なんて今はまだ考えられないのですが、
実際に解体工事が始まると、
実感するんでしょうね。
『そこにあるのが当たり前のもの』
がなくなった時の衝撃。。。
そういえば後楽園球場の時も、
そんなこと感じました。
まあ今では、
東京ドームがあるのが当たり前の”日常”になっていますがね。
そういえばワタシの職場のすぐ近くでも、
『生まれてこの方、あるのが当たり前』
のものがなくなって、
なんだか妙に落ち着かない風景となってしまっています。
『スクラップ&ビルド』
が世の常とはいえ、
寂しさを禁じ得ませんね。
昨日の競技日程からは、
午後2時過ぎごろから、
次々にメインの競技が始まる・・・・・
というものでしたので、
昼過ぎに着いたワタシと連れは、
国立競技場のいろいろなところをウロウロ、ウロウロとして、
昔を懐かしんだりしていました。
最初にワタシがここに足を踏み入れてから、
既に40ン年の歳月が流れています。
さすがにまだワタシが生まれていなかった昭和39年の東京オリンピック。
この開会式の映像は、
今も昔も変わらない国立競技場の姿を映し出しています。
各国のメインの陸上スタジアムを映像で見る機会がありますが、
国立競技場ほど心をとらえて離さない競技場は、
ワタシにはありません。
(もちろん思い出と相まって、ということもあるでしょうが)
世界に誇る、
素晴らしいスタジアムですね。
願わくばこの国立競技場を継ぐ新・国立競技場も、
『出現してみたら、いい競技場だ~』
と感心させてほしいものです。
まあ、
その間の5,6年の間、
ず~ッと工事で、
あの大好きな神宮の森の一部が閉鎖状態になるのかあ・・・・・・
と、ちょっと憂鬱な気分になりますがね。
最後には国立競技場にしばしの別れを告げて、
名残惜しくも競技場を後にしました。
≪ありがとう!!国立競技場!!≫
絶対に忘れません。