第94回の選抜高校野球大会が、
甲子園球場で開幕しました。
開会式には初日に戦う6校が参加。
華々しくとは言えませんが、
厳かに球春の到来を告げてくれました。
さて、
大会初日の試合。
第1試合では、
21世紀枠の大分舞鶴が甲子園初登場。
長い学校の歴史に、
「甲子園出場」という記録と記憶を、
記すことができました。
試合は浦和学院の左腕エース宮城に翻弄されて、
2安打で0-4の完封負け。
勝利を飾ることはできませんでしたが、
エース奥本を中心にしっかりと守り、
終盤は互角の戦いを繰り広げました。
野球部の歴史はここから新たに始まります。
この経験をどう生かすか、
監督や選手たちの今後がとても楽しみです。
第2試合、第3試合はいずれも延長。
第2試合では初出場の和歌山東が、
『さすがは近畿大会準優勝校、いや、それ以上に、さすがは野球どころの和歌山代表だ』
というところを見せて初陣を飾りました。
延長11回に一挙7得点は見事。
そして同点のピンチで、
2度にわたる継投は見事。
エースの右横手投げ、麻田がしっかりと試合を作り、
ピンチに登場の2枚の左腕、田村と山田が、
相手の左打者を見事なリリーフで切って取り、
試合の流れを渡しませんでした。
敗れた倉敷工は、
何と言ってもサヨナラのチャンスに出た走塁でのボーンヘッドが痛かった。
それをやってしまったエース高山が、
次の回のマウンドで切り替えることができず、
つるべ打ちを食らって試合が決まってしまいました。
第3試合は、
秋の明治神宮大会の再戦となった九州国際大付属とクラーク国際の一戦。
両校ともにしっかりと投手が投げて、
しびれるような試合展開となりました。
試合は延長10回に、
1死1・3塁のチャンスを作った九国大付が、
この日全く当たりの出ていなかった主砲・佐倉のレフトへの犠飛でサヨナラ勝ち。
最後に「4番の仕事」をしてくれて、
九国大付が辛くも接戦を制しました。
九国大付の勝因は、
何と言ってもエース香西の好投。
中盤からは全く相手に付け入るスキを与えないピッチングで、
打線が爆発しないしびれる投手戦でも全く問題ないという事を見せつけました。
これは九国、
前評判以上に強いかもしれませんよ。
クラーク国際は、
エース左腕の山中の不調を、
2枚看板である辻田が救った形で好投を続け、
見事な試合っぷりでした。
辻田は9イニングで11三振と、
強打の九国大付に真っ向勝負を挑み、
見事なピッチングを見せてくれました。
最後は打たれてしまいましたが、
夏に向けてたくさんの収穫と課題を持ち帰ることができたセンバツだと思います。
まだまだこのチーム、
強くなる可能性を秘めていて、
夏が本当に楽しみです。
ということで、
今年も選抜が開幕しましたね。
普段通りに選抜が開催されるという事の嬉しさ、幸せをかみしめながらの観戦となりました。
がんばれよ~~~~高校球児たち。
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