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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ボクシングの話題あれこれ

2017年08月29日 | ボクシング

8月の衝撃とでも言いましょうか、
あの偉大なチャンピオン、WBCバンタム級を12度防衛した山中慎介が衝撃のTKO負けを喫したのが15日。

まさかの出来事に打ちひしがれながら、
『しばらくは頭と心のリハビリが必要』
と判断してボクシングとは距離を置いて高校野球ばかり見ていましたが、
その間にもボクシングの世界は動いています。

まずその山中慎介を破り新チャンピオンとなったネリから、
ドーピング疑惑が噴出しました。

今後の経緯を見守っていくしかありませんが、
帝拳ジムの会長によると、
山中については、
ネリが王座はく奪となっても、
新たに王座決定戦などに出場するかは微妙なところだそうです。

ワタシも『そうだろうなあ』と思います。
山中がモチベーションを上げるためには、
ネリへのリベンジ戦か、もっと大きな相手に挑戦するか、
そのぐらいしかないように思います。

心身のダメージに加えて、
年齢的にも、
簡単に『リセット』とはいかないような気がします。


一方、世界のビッグネームと言えば、
まぎれもないビッグネームであるミゲール・コットから指名されてWBO世界スーパーウェルター級のタイトルマッチに挑んだのは亀海善寛。
一般には全く無名の亀海にとっては、
こんなビッグネームに指名されての挑戦なんて、
まさに千載一遇のチャンス。

映画ロッキーのようなシンデレラストーリーも考えられただけに、
日曜日、注目して見ていましたが。。。。。。

やはり実力の差はいかんともしがたく、
『健闘したものの・・・・・』
という感じの大差判定負けに終わってしまいました。

『いい夢見たよ・・・・』
という感じの試合でした。


日本ではそのころ、
まったく世間の注目の外のタイトルマッチが。
日本人同士のWBO世界ミニマム級タイトルマッチが熊本で行われ、
テレビでも地上波、BSともに放送はなく、
地元の新聞にもひっそりと紹介されていただけということでした。

試合は挑戦者の山中竜也(真正)が3-0の判定でチャンピオン・福原辰弥(本田)を下しました。

もともとが人気もなく、ボクサー自体も少ないミニマム級のタイトルマッチでしたが、
それにしても世界タイトルマッチというのに・・・・・
というため息が出るようなものでしたね。

やっている選手には全く罪はないのですが、
それにしても、やっぱりちょっと考えなければいけないですね。。


一方世間の注目を集めている村田諒太のエンダムとの再戦は10月22日に行われますが、
土曜日に発売されたチケットのセールスがかなり好調なようですね。

そして前回の興行で世界タイトルを奪取した比嘉大吾も、
この10月22日に初防衛戦を行うことが発表されました。
楽しみになってきました。
もう一人の世界王者、拳四朗クンのタイトルマッチも、
興行の中に加えてほしいなあ。。。。。
そう思っています。

会場も両国国技館ですから、
かなり期待できます。


そしていよいよ、
”日本ボクシング史上の最高傑作”井上尚弥チャンプのアメリカデビュー戦も、
2週間を切ってきました。

この興行、
メインはあの”ロマゴン”ことローマン・ゴンザレス選手とチャンピオンのシーサケット選手の世界タイトルマッチですが、
ワタシは観客が『井上尚弥』のボクシングに魅了され、
メインイベントを完全に食ってしまいということを確信しています。

今や井上尚弥は、
ロマゴンでも絶対に倒せない、
『絶対王者』だと確信を持っています。

まずはど派手にアメリカでのデビューを飾って、
一躍『パウンド フォー パウンド』の称号を手に入れるところまで、
行ってほしい。

井上尚弥は、
あのパッキャオやオスカー・デラホーヤ並みの『超スーパースター』になると、
ワタシは確信しています。

昨年から今年にかけて、
あの内山が、あの長谷川が、あの三浦が、そしてあの山中までもが、
リングを去っていってしまいました。(山中はまだどうなるかはわかりませんが、チャンピオンとしてあらわれることはしばらくはありません)
明らかにボクシング界も『世代交代』の波に飲み込まれています。

しかしそんな中で、
我々には井上尚弥がいる、
村田諒太がいる、そして比嘉大吾もいる。。。。。。

そんな思いに駆られている、夏の終わりです。

最後に、
名門のヨネクラジムが、
8月22日の興行で最後の試合を終え、
今月末をもって閉鎖されることになりました。

『ボクシングと言えばヨネクラジム』
という時代が、
確かに昭和~平成のはじめの時代、ありました。

ワタシの中では、
ヨネクラ、三迫、協栄の各ジムが、
覇を競っていたイメージがあります。

柴田、ガッツ石松、大橋、川島など、
世界チャンピオン5人を生み出したそうです。

ヨネクラ会長のあの風貌と、
それぞれの選手の雄姿、
浮かんできます。

特にヨネクラジムは、
西武池袋線の池袋に着く前、椎名町を超えた後に電車がジムの横を通るので、
毎日『ヨネクラジム』の看板を見ながら、
通勤、通学をしていた思い出深いジムです。

最初に見た時は、
『あのヨネクラジムって、ここにあるんだあ・・・・・』
と子供心に、
感動した思い出もあります。

そのヨネクラジムが閉鎖かあ。。。。。
時代の流れを、
否応なしに意識させられる、
寂しい出来事ですね。

22日には後楽園ホールで、
惜別のテンカウントが、
鳴らされたそうです。


長い間ありがとう!
ジムはなくなっても、思い出は消えないぞ!!


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