≪第97回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~
【第8日】
◇2回戦
第1試合 早稲田実(西東京) 7-6 広島新庄(広島)
第2試合 東海大甲府(山梨) 9-1 下関商(山口)
第3試合 九州国際大附(福岡) 10-9 大阪偕星学園(大阪)
第4試合 花巻東 (岩手) 8-3 敦賀気比(福井)
第8日目の甲子園。
第4試合では、
選抜優勝の敦賀気比が登場。
初戦でサヨナラ勝ちを決め、
勢いが出たかと思っていましたが、
この日は徹底的な花巻東の攻撃に、
エースの平沼が屈して敗れ去りました。
花巻東は、
平沼の最大の武器である外角スライダーの出し入れを徹底的に対応し、
右打ちを徹底して攻略。
低い当たりを徹底的に打者と反対側に打ち抜き、
平沼の攻略に成功しました。
実に花巻東らしい、
素晴らしい攻撃でした。
2年前の夏、
あの済美の安楽を攻略したのと同じような衝撃を、
甲子園のファンに与えました。
見事です。
いよいよ『東北勢の初制覇』に向けて、
進撃していきます。
心配はやはり、
守備の破たんでしょうかね。
1回戦に続きこの2回戦も、
守備の心配が顕著になってきています。
ここが整備できれば、
今年のチームは上を目指せるチームだと思いますね。
第3試合は、
強打のチーム同士の華々しい打ち合いとなりました。
初顔の大阪偕星成学園は、
初回から見事な攻撃を見せて先制しましたが、
頼みのエース光田が九国の長打攻勢に屈して失点を重ねてしまいました。
しかし中盤の連打で追いついたところなど、
山本監督が鍛えに鍛えた『雑草軍団』が、
甲子園でキラキラと光を放っていました。
大阪には大阪桐蔭、履正社と、
『ごっつう強い』ライバルがいますが、
またこの大甲子園で、
大阪偕星野球の真髄を、
見せてほしいと思わせてくれるチームでした。
第1試合では、
早実の清宮が2度目の甲子園見参。
この日の打撃は、
非常に内容のあるものでしたね。
早実は投手陣に弱点を見せる『今年の早実らしい』戦いぶりでしたが、
なんとかかんとか勝ちを拾いました。
3回戦では同じく強打の東海大甲府との対戦です。
東海大甲府もまた、
強さと脆さを併せ持ったチームですが、
今大会では『強さ』という部分がいい形で表れています。
早実としては、
東海大甲府の『もろさ』の部分を出させる試合をしなければならないでしょう。
それにしても、
西東京大会の前、
『あれだけの弱点を盛った早実は、大会を勝ち上がれないだろう』
と言われていながら、
ここまで『チームの強み』を全面に出して勝ち進んでくるとは、
正直予想できませんでした。
しかし今年の早実、
『何かを持っている』
ということも言えるチームなのかもしれません。
そうであれば、
今後の戦いぶり、
楽しみですね。
ワタシの地元だけに、
注目しています。
それにしても、
花巻東の戦いぶりを見るまでもなく、
やはり東北勢は強い。
今年いよいよ、
『真紅の大旗の白河の関越え』
実現するかもしれません。
その歴史的瞬間、
やってくるかも………という予感めいたもの、
ちょっとだけ、あります。
最新の画像[もっと見る]
- さあ リーグワン開幕! 5日前
- 2024.10.26 オールブラックス戦観戦記 2ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 3ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 3ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 3ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 3ヶ月前
- ラグビーパシフィックネーションズカップ 日本代表 決勝に進出 3ヶ月前
- ラグビーパシフィックネーションズカップ 日本代表 決勝に進出 3ヶ月前
- おめでとう玉鷲。 1631回、連続出場の記録を更新! 4ヶ月前
- 第106回 全国高校野球選手権地方大会 クライマックス 5ヶ月前
「高校野球」カテゴリの最新記事
- 今年最後の野球 明治神宮大会は、大学は青学大の春秋2冠。高校は横浜が、あの松...
- 神宮の森がすごいことに。。 そんな中、明治神宮大会観戦記
- さあ各地区の優勝校決まった! 明治神宮大会で腕試し。
- 高校野球秋の陣 今日6地区で準決勝 ほぼ選抜の出場校が見えてくる
- ふと、ふと感じちゃったことなんだけど・・・・・・
- さあこい大尊時代! 幕内では大の里が、十両では尊富士が全勝でトップをひた走る!
- ヤクルト青木 ついに引退。
- 侍ジャパンU18 壮行試合 まあ、やっぱり実力の差は顕著だわなあ。。。。
- 100年の甲子園 第106回全国高校野球選手権を振り返る。
- 夏の甲子園2024 京都国際初優勝。 関東一、無念。あと一歩。
花巻東・佐々木監督のシンプルな指示を徹底させる手法は、ビジネスの世界でも通用するものがあります。
かつて対戦相手に岩手代表を引き当てるとガッツポーズする主将がいましたが、時代が変わりましたね。