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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

これじゃあ、注目を引かないよお・・・・

2011年09月17日 | ラグビー

◇ラグビーW杯 NZ大会
  予選プールA組第2戦

  ニュージーランド 83-7 日本代表


世界NO1といえる、地元のNZ【オールブラックス】との対戦。
相手が悪いことや、
日本がメンバーをかなり大幅に落としていたことなど、
すべて分かっていたつもりですが・・・・・・。

それでもへこむ、
昨日の敗戦でしたね。

しかも放送は深夜の録画中継ですか?
中継が始まる前に、
すっかり結果が入っちゃっていましたよ。

なんだかなあ・・・・・

と思うことばかりの、
ラグビーの祭典ですね。


まずは力の差について。

いかんともしがたいとはこのこと。
しかし、
やっぱりこれだけの差があるってことなのかあ。

途中からNZの選手達は、
明らかに"流して"試合をやっていたように見えたのは、
ワタシだけでしょうか?

95年の第3回W杯。
遠くにかすむこの戦いで日本が喫した衝撃の145失点。

今回は失点を83点に抑えたと新聞には書いてありましたが・・・・
実際この姿を見るにつけ、
ため息しか出ません。

試合前のNZ戦闘の踊り【ハカ】に日本代表はすっかり毒気を抜かれてしまったのか、
厳しい戦いに終始せざるを得ませんでした。


【ラグビー界】
ということに重きを置いて語るならば、
この敗戦はかなり致命的なものですね。

致命的というのは、
『世間の注目を集め、2019年に日本で開催されるW杯に向けた第一歩にする』
という意味でです。

深夜でW杯を見た人は本当のラグビーファンぐらいでしょうから、
一般の人たちは、
この試合をわずかにスポーツニュースで知る程度でしょう。

そしてその結果を知った感想はたぶん、
『昔とかわんねえなあ・・・・』
ぐらいでしょうか。

NZいや、オールブラックスというチームが、
ものすごく強い世界一のチームだというのは、
ラグビーを常に見る人ではなくとも知っていることでしょう。

しかし・・・・
いや、だからこそ、
ワタシは今後に向けて、
この試合で日本の人たちに
『日本代表ここにあり』
という試合を見せて欲しかった。

がんばっている日本の姿を、
日本のスピードあるあの攻撃を、
見せて欲しかった。

そして一般のファンに、
『あのオールブラックスに善戦か。やるなあ・・・』
という気持ちを起こさせて欲しかった。

これが偽らざる気持ちです。


カーワン監督に”物申す”つもりなど毛頭ないのですが、
最後の2試合に向けて、この試合のメンバーを大幅に落としある意味"捨て試合"にしたことについて、ちょっと残念な気持ちを持っています。


今後のトンガ戦、カナダ戦は日本代表がシャカリキに勝ちに向かえば、
勝利を手にすることも可能でしょう。

しかしラグビー関係者やファン以外には、
予選プール敗退がほぼ決まってからの2勝という結果については、
ほとんど興味を持って見てはくれないことでしょう。

それが現実だと思います。

『2勝をあげた』

とこぶしを振り上げてみても、
日本のマスコミは記事にはしてくれないし、
なでしこのような盛り上がりは望むべくもないと思っています。

『フランスに善戦した』
というかもしれませんが、
サッカーと違ってラグビーのフランス代表が強豪であるということを知っている一般の人たち、
実際はほとんどいませんよ。

たぶんラグビーをあまり見ない人々にとっては、
『オールブラックス』
ぐらいしか知っているチームはないんです。

だからこそ、
そのオールブラックスにこそ全力でぶち当たり、
フランス戦のように『あるいは・・・・』という戦いをして欲しかった。
それがどんなに難しいことであったとしても。

最近のいろいろなスポーツの統計やら記事の取り扱いの小ささなどから、
いかにラグビーが一般の人々の興味から外れているかということを、
身にしみて感じさせられています。

このままでは、
ラグビーのW杯を日本で開催するといっても、
多分ちっとも盛り上がりませんよ。

実はワタシは去年、
日本が2019年W杯開催を手に入れたときから、
ラグビーにあまり関心のない人たちに対して、
こんな質問を意識的に投げかけることが多くなりました。
その数、二ケタでは収まりません。

『ところで、ラグビーのW杯って、日本で開催されることになったんですよ。知っていました?』

これに対する答えは、
『へ~ そうなんだ。』
ぐらいで、
知っている人がほとんどいないのと同時に、
ほとんどの人たちが興味を示してくれません。

世間の耳目は、
ほとんど集めていないのも同然の状態なんです。


思えば、
女子サッカーもそんなものでしたよね、今年の夏までは。
知名度はラグビーよりももっと低かったかも。

しかし今は、
ご承知のとおりです。

ラグビー代表があそこまで持ち上げられる必要はないと思いますが、
せめて世間の関心を引き、
そして試合を見てもらうためには、
【W杯のオールブラックス戦】
こんなにうってつけのステージはなかったと思いますよ。

なでしこがあれだけ盛り上がったすぐ後という、
時期も本当にタイムリーだったと思っているのですが・・・・。

それなのに・・・・・


日テレも放映権を獲得したのなら、
せめて夜9時ぐらいからの放送はして欲しかった。

深夜の1時ぐらいからなんて、
放送をやっていることすら一般には誰にも知られない、
そんな番組になってしまっていましたよ。

スポーツを文化として捉えてくれず、
ただ視聴率稼ぎのためだけでしか捉えていないから、
こういう仕打ちをするんでしょうなあ。

がっかりですよ。
(毒にも薬にもならんバラエティばかり並べるなってんだよ、まったく)

日本人がほとんどメダルにはからまないのに、
恐ろしいばかりに放送されまくっていた【世界陸上】と比べて、
その取り扱いの小ささに、
ラグビーファンとして怒りも感じています。

はあああああああ。

ため息ばかりの日となってしまいましたが、
せめて残り2戦は、
日本らしいスピードラグビーを見せて、
ラグビーファンの溜飲を下げさせてくださいね。

がんばってくれ、日本代表!


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