プロ野球といえば、
ひとりひとりのプレイヤーにそれぞれ個性があり、
ファンはその選手のプレーを見るために、
球場に足を運ぶということも多いものです。
打者で言えば、
ホームラン打者あり、
ヒットメーカーあり、
はたまた足の速いプレーヤーあり。
しかしひとりでその全部をやっちゃうプレイヤー、
そんな選手が時々出るんですよね。
そんな、
まさに『スーパーオールラウンド』なプレイヤーの基準としてよく語られるのが、
『トリプルスリー』
という言葉。
要するに、
ヒットメーカーである3割をクリアし、
長距離打者の証、30本塁打を記録し、
なおかつ盗塁も30個以上する。
『そんなスーパーマンみたいなやつ、いるの?』
と思われていましたが、
かつてプロ野球界には、
8人のそんな”スーパープレイヤー”が存在しました。
そして今年、
またまたそんな『スーパープレイヤー』の系譜を継ぐプレイヤーが、
現れました。
ヤクルトの山田哲人2塁手です。
まだ23歳のこの山田、
今年積み重ねた記録は、本日現在
打率.333
本塁打 33本
盗塁 30個
です。
まだヤクルトは19試合を残していますから、
うまくいけば40本、40盗塁も夢ではないかもしれません。
いやあ、なんともすごい記録ですね。
過去の8人の記録を見ますと、
1950 岩本(松竹) .319 39本 34個
1950 別当(毎日) .335 43本 34個
1953 中西(西鉄) .314 36本 36個
1983 蓑田(阪急) .312 32本 35個
1989 秋山(西武) .301 31本 31個
1995 野村(広島) .315 32本 30個
2000 金本(広島) .315 30本 30個
2002 松井(西武) .332 36本 33個
2015 山田(ヤク) .333 33本 30個
*黄色はタイトル
どの選手も素晴らしい選手ばかりで、
球史に名を残す選手だらけですが、
『オールラウンドプレーヤー』だけに、
何度もタイトルを獲りまくった選手というイメージはありません。
しかし近年で達成している、
秋山、野村、金本、松井はいずれも2000本安打以上を達成している名プレーヤーです。
山田はこの誰よりも若い23歳。
今後が期待されます。
『ホームランの打ち方を会得した』
とまで言い切る山田選手。
3割、40本、100打点、40盗塁なんていう、
『超絶を超える超絶』
な記録まで打ち立てるかもしれません。
おまけに内野手。
チームへの貢献度は、
まさに計り知れない選手です。
こんなプレーヤーが、
ファンを熱くしてくれますね。
彼は履正社高校時代から有名な選手でしたが、
ドラフトでは『外れ外れ1位』での獲得。
まさにヤクルトは、
『残り物に福』
の獲得だったといえますね。
今後どこまで凄い選手になっていくのか、
期待は大きいです。
願わくば、
段々と盗塁をしなくなっていった上の選手たちと違い、
イチロー選手のようにいつまでも盗塁を狙い続ける、
アグレッシブなプレーヤーでいてほしいなあ・・・・・・
なんて思っています。
そして、
程なくSBの柳田選手も、
この『トリプルスリー』を達成する予定。
早ければ今日にも達成です。
あれだけの『まん振り』をしながら、
打率が.360をキープしていますから、
彼もまた『凄さに”超”がつく』選手ですね。
誰よりも現在のプロ野球で、
『カネがとれる選手』
だと思っています。
山田・柳田が中軸に座る『サムライ・ジャパン』の打線、
それを見に行くだけでも価値のある、
この超絶なふたり。
間違いなく、
『日本最高のプレーヤー』ですね。
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