開催中の冬季五輪、男子ジャンプノーマルヒルで、
小林陵侑選手が見事な大ジャンプを披露。
圧勝で24年ぶりの金メダルをつかみました。
この日は追い風が断続的に吹く中、
有力と思われる選手たちが次々に失速。
そんな中小林は、
1本目に104.5mの大ジャンプで2位と大差をつけ、
2本目も安定した飛行で99.5m。
ランディングの瞬間に勝利を確信し、
ガッツポーズで締めてくれました。
見事な大ジャンプは、
あの長野の金メダリスト、
船木のジャンプを思い起こさせてくれるもので、
安定感抜群でしたね。
重圧に負けず、
勝ち切ったことはホント、
見事としか言いようがありません。
おめでとうございます。
一方スマイルジャパンは連勝の後を受けての3戦目。
世界ランキングは下位の中国ですが、
ほとんどの主力選手は北米の選手ばかり。
やはり彼女らはスキルが高く、
パックを支配されることが多い展開となりました。
それでも1点を先取し、
1-0で勝ち切るべき試合だったと思いますが、
第3Pに痛恨のミスが出て失点。
あとは連戦で全く足が動かなくなった日本に対し、
中国が試合を支配して攻め続けるという展開でした。
日本は明らかに疲れが出ている感じで、
前日の後半に見せた少し雑なパス交換などがこの日も出て、
「いつ突き放されるか」という展開で延長。
PS戦ではちょっと勝ち目がない状況でしたね。
まあ、
それでもPS戦に持ち込んだことで8強進出を決め、
最終のチェコ戦に勝てば1位通過というところまでは持ってきました。
それでも今後の戦いを見据えれば、
この日の出来は少し心配ではあります。
走り負けているケースも多く、
さらにさほどプレッシャーがかかる場面ではないのにミスが出ています。
このあたりを修正して、
最終戦に臨んでほしいと思います。
五輪では初めての8強入り。
これで一つのミッションは達成したと思いますが、
大きな目標であるメダルを獲るためには、
マストで予選B組をトップ通過するしかありません。
2位、3位通過の場合、
「2強」のアメリカ、カナダと準々決勝で対戦するため、
まず勝ち目はありませんから、
準々決勝でA組3位と対戦するためには最終のチェコ戦は絶対に落とせません。
それでも最終戦、
「勝てば1位通過」ですから、
いい感じで来ているとも言えます。
要するに、
昨日の敗戦で状況は変わらないというわけです。
最終戦に向けて、
今日1日しっかりと休んで英気を養ってほしいと思います。
オリンピックで思うのは、
「メダル、メダル」と期待して言うものの、
国を代表する選手たちが、メダルという目標に向けて、それこそ究極の本気で戦う姿を見られるという事こそが、
本当にすごいことなんだなと思います。
メダルはその結果。
獲れれば喜べばいいけれど、
獲れなくても何ら、悲観することはないです、観客という立場すれば。
その頑張った競技中の姿こそが、
宝物だと思います。
それこそが「オリンピック精神」を具現化してくれた、
アスリートたちの美しき姿ですね。
そんな感じで競技を見ていると、
あっという間に1日が過ぎ去っていきます。
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