プロ野球 2022年開幕 各球団の収支

プロ野球は開幕3連戦を終えました。

昨年はヤクルトが開幕で本拠地3連敗を喫しながら、
すぐに立ち直り後半は勢いに乗って、
日本一まで駆け上がりました。

一方のパ・リーグも、
前年最下位のオリックスが、
山本・宮城を中心とした強力投手陣に、
吉田・杉本・宗らが絡んだ打線も鋭い援護を続けて優勝。

セ・パともに「大下克上」と言われる年になりました。

さて今年はどうなるのか？

大本命と言われるチームのいない、
いわゆる戦国時代と言われる両リーグ。
どこが抜けだしていっても、
不思議ではありません。

そんな中で開幕した今年のプロ野球。
開幕の3連戦を終えて、
「うまくいったチーム、いかなかったチーム」悲喜こもごもの週末でしたね。


まず「うまくいった」代表はなんといっても昨年日本一のヤクルト。

昨年は神宮で阪神に3連敗を喫するという最悪のスタートでしたが、
今年はその借りをきっちりと返す、
「敵地で阪神を3タテ」のスタートとなりました。

開幕戦は1－8の大量ビハインドから、
サンタナや山田などにホームランが飛び出して、
終わってみれば10－8の大逆転勝ち。

これで乗って、
第2、第3戦は連続完封で3連勝。
「むむっ、今年もヤクルト、強いんじゃないの？」
という勝ち方で絶好のスタートを切りました。

月曜日を挟み、
火曜日からは巨人と神宮開幕の3連戦です。

火曜日は奥川が先発。
確実に星を獲りに行きます。

その相手となる巨人は、
中日相手に東京ドームで開幕2連勝。

そして3タテを狙って昨日も絶好の試合展開でしたが、
終盤リリーフ陣が乱れて逆転負け。
2勝1敗で立ち上がりました。

昨日は初戦、第2戦に抑えで登場したルーキーの大勢を出せばすんなり勝ったと思いますが、
3連投を避けてほかのリリーフ陣を出して炎上しました。

まあ、
想定通りのリレーだとは思いますが、
前日も8回にリリーフ陣が打ち込まれているので、
少し心配の種を残した開幕ですね。

しかし打線は好調。
帰ってきた坂本も4安打と最初から全開。
岡本、中田にもホームランが出ていますし、
悪くはないシーズンの立ち上がりだと思いますね。

そして横浜では、
なんと広島がＤｅＮＡを3タテ。

ＤｅＮＡは3連戦すべてで投手陣が打ち込まれての3連敗。
ちょっと厳しい開幕でした。

広島は打線が好調。
鯉のぼりの季節までは、走る？


パ・リーグでは、
最も注目されたビッグボス、新庄監督の日ハムがパ・リーグ本命のＳＢに3連敗。
なんか格の違いを見せつけられたような試合っぷりでした。

まあ、
日ハムは本拠地開幕に向けて、
上沢も伊藤も温存で最初から「3タテもやむなし」の体制でしたから、
致し方ないのかもしれません。

一方ＳＢは今年も、
やっぱり強いのではと思わせてくれる開幕です。

楽天とロッテは、
土曜日の試合が流れて2連戦。

開幕戦を完勝したロッテが、
佐々木を立てて日曜日も必勝を期しましたが、
楽天が粘りを見せて延長で制して1勝1敗で開幕を終えました。

まだまだどうなのか、
両チームともにわかりませんね。

西武とオリックスは、
開幕戦でオリックス・山本がさすがのピッチングを見せての完封勝ち。

さすがはオリックスと思いきや、
第2、第3戦は西武が連勝。

第2戦はルーキー・隅田が7回無失点ピッチングを見せて、
第3戦は0－6のビハインドから逆転勝ち。

西武としては出鼻をくじかれることなく勝ち越したのは大きかったのではないでしょうか。
一方のオリックスはまだまだこれからという感じ。
吉田、杉本の中軸にイマイチ当たりが出ていないという事での負け越しですが、
慌てることはないという感じですかね。


セは全カード3タテかと思いきや、
中日が何とか意地を見せた格好になり、
2カード目を迎えます。

パはそうはいっても新庄ビッグボス、
本拠地開幕で負け越すようなことがあると、
ズルズルいってしまいそうですから、
ここは締めていく必要があると思われます。

まあまだ各球団140試合も残していますから、
ああだこうだといっても始まらないのではありますが、
ロケットダッシュを決めるチームがいると俄然戦い方が制約されてくるので、
あまり悠長に構えてはいられないという事も言えそうです。