さあ決戦！ 井上尚弥が、手の届かない『世界のスーパースターINOUE』になる日

≪WBSS　準決勝≫　　～英・グラスゴー～

【ＷＢＡ＆ＩＢＦ世界バンタム級王座統一戦　１２回戦】
WBAチャンピオン　　　　　IBFチャンピオン　　　
井上尚弥（大橋）　　　　エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）

「モンスター」という異名はあるものの、
世界のボクシングファンにとって井上尚弥は「まだ見ぬ怪物」でしょう。
これまで主戦場を日本にしてきたこの軽量級のボクサー。

アメリカでもヨーロッパでも、
「軽量級のアジア人チャンピオン」なんて、
普通は誰も興味を持たない存在です。

しかし。。

井上尚弥は、
そんな「無関心層」にも、
「一度見てみたい」と思わせるような衝撃的なKOを続けたことで、
今や完全に「世界の注目」を一身に集める存在となっています。

誰もが「一度はこの目で見てみたい」と思わせるようなボクサー、
それが井上尚弥です。

日本での井上の扱いは今もって、
これまでの日本人の世界チャンピオンと大差ない、
いや、「逆に強いけどキャラが立っていない」ぐらいの低いもの。

常々ワタシは、
その扱いに大きな不満を抱いていましたが、
まあいいじゃないですか、
この一戦の後はすべてが変わるんですから。

もう日本のプロモーターも、そしてテレビやマスコミなども、
「扱いたくても簡単には扱えない」ぐらいの手の届かない世界のビッグネームになるんですから。
まあ、ファンにも手の届かない存在になっちゃう感じがするので、
そこは痛しかゆしなんですが。。。。。。

まあいっか。
井上の実力は、世界が舞台じゃないと、
収まり切らないだろうからね、大谷翔平などと同様に。

そんな日本をあざ笑うがごとく、
「日本人には手の届かない」スーパーボクサーへの第一歩を記すのが、
土曜日（日本時間日曜日）に行われるこのWBSSの準決勝、
ロドリゲスとの「王座統一戦」です。

このチャンピオン同士の激突で世界に衝撃を与えることができれば、
井上尚弥は「ネクストパッキャオ」への道を、
歩いていけることでしょう。

それほど重要な戦いです。

その決戦の場はイギリスのグラスゴー。
ボクシングの目の肥えたファンがたくさんいる、
ある意味での「ボクシングの聖地」という事が言えるでしょう。

東洋の島国から出てきたモンスターは、
果たしてリアル・ゴジラ並みの破壊力を持っていて、
立ちはだかる敵をその強烈なパンチで倒していくのか。
近年ボクシングが大ブームのイギリスも、
大いに盛り上がっているようです。

さあ、井上よ！
その力をまさに世界中に示す日が来たぞ！！

今までも「決戦」と呼べる様々なボクサーの戦いを見てきましたが、
舞台としては断トツに大きな舞台で、
ダントツの『日本ボクシング界最高のボクサー』が戦うなんてことは、
ありませんでした。

そんな歴史に残る日が、
もういよいよ明後日にまで迫ってきました。

武者震いが、
止まりません。


ワタシの予想は、
井上尚弥の3R・KO勝ち。

疑いはこれっぽっちもありません。
それまでに、
決めてくれることでしょう。

あの井上のラッシュが、
ブレグジットに揺れるイギリスに、
衝撃を与えてくれることでしょう。

あ～待ち切れない。