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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園2024 ジャイアントキリング

2024年08月12日 | 高校野球

日曜日の甲子園。

 
第一試合からかなりの観衆が駆けつけ、
いい雰囲気で試合が行われました。
 
第二試合は東北対決。
ここ20数年、
ほとんど毎年甲子園にやってきて、
鍛え抜かれた攻守を披露してくれる聖光学院が、
強力打線で山形県初の決勝進出を毎年狙ってくる鶴岡東と対戦。
 
甲子園の経験、実績なのでいうと聖光学院が抜けているようにも感じますが、
同じ地区のチームということになると話は別。
 
この両チームも春の練習試合では鶴岡東が勝っており、
試合前の予想は全くの互角。
先制点が大きな意味を持つと思われましたが、
その先制点を奪ったのは鶴岡東。
 
しかもそれが2点だったところが、
試合に大きな影響を及ぼしました。
 
聖光学院は前半から中盤にかけて、
鶴岡東のエース桜井に全く手が出ず、
スコアボードにゼロを重ねていきました。
 
しかしさすがは甲子園の戦い方を心得た聖光学院。
徐々に押し返していき、
後半は立て続けにチャンスを作ります。
 
8回は無死1.2塁から1点を返し、
9回もチャンスをつかみました。
 
一死から連打で1.2塁。
「さあ、ここから」
というところでしたが、
ここでバッターは相手の球威に負けて4-6-3のゲッツーで試合終了。
 
今年は存在感を示すことなく、
甲子園を去ることになりました。
やはり、
同地区の戦いというのは難しいですね。
 
第3試合は選抜準優勝の報徳学園が登場。
プロ注目のエース今朝丸に注目が集まりました。
 
相手は前評判はあまり高くない大社。
 
しかしこの大社、
聞くのと見るのは大違いの、
すっごくいいチームでした。
 
エース馬庭クンは、
左腕から非常にキレる球を投げ、
コントロールも抜群の好投手。
 
報徳はスタメンに6人左打者が並び、
その左打者がほとんど馬庭の外の速球、スライダーに翻弄され、
攻撃が全くつながらず。
苦しい戦いになりました。
 
大社としては、
初回に先制点を2点挙げたのが大きかった。
しかも2点目は緩慢な守備をついてのもので、
これで馬庭も落ち着いて投げることができました。
 
しかし虎の子の3点目をあげた後、
大社には試練が訪れます。
 
まずは8回の攻撃で、
チームの大黒柱でもある1番の俊足藤原が足を痛め交代。
 
さらにエース馬庭にも異変。
脇腹あたりを押さえて治療に。
 
3点をリードしているとはいえ、
大社は全くリードしている感覚はなかったんじゃないでしょうか。
 
そして相手は、
甲子園での異名が「逆転の報徳」。
 
何度も逆転ゲームを演出した先輩たちの過去が、
鮮やかに蘇ってきます。
 
ワタシの頭の中には、
あの金村の時代、
夏の甲子園3回戦、
荒木の早実に対して9回3点ビハインドをひっくり返した試合が浮かんでいました。
 
そして。。
 
制球が定まらない馬庭を、
報徳が襲ってきました。
 
2アウト1塁から、
ヒット、タイムリーと続き、
さらに打順が1番に戻ってショートに内野安打!
 
満塁か!
 
と思ったら、
セカンドランナーがサードをオーバーラン。
最後はサードに送球が送られてタッチアウト。
 
残念。
ここで報徳の「優勝への旅」
は終わりを告げました。
 
大社は、
見事なジャイアントキリングを成し遂げましたが、
戦いぶりを見ていると、
堂々と寄り切ったという感じの見事な試合でした。
 
大社は、
何人か傷んだ選手が出たのが心配ではありますが、
なかなかいいチームです。
 
今大会の、
大きな注目チームとなりつつありますね。
 
さあ、
波乱も演出されてきました、
甲子園。
 
これから1試合も、
見逃せなくなってきました。

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