昨日のブログ記事で、
『大谷が投げれば強豪とも互角に戦える』
なんて言っていたのですが、
その舌の根の乾かないうちに、
『大谷投手でのWBC出場を断念』という衝撃のニュースが飛び込んできました。
昨年の日本シリーズで右足首を痛め、
そしてその後の侍ジャパンの試合で悪化させたのだそうです。
やっぱりWBCとか侍ジャパンとか、
そんな試合にはリスクを伴うということですよね。
いずれにしても、
とにかく無理はさせない方向で・・・・・という日ハム球団、栗山監督の”英断”には感謝。
ここで故障を抱えたまま無理させて、
今後の彼の野球人生に影を落とすことにでもなったら、
≪日本の至宝≫
が傷つくことになってしまいかねませんから。
そのあたりが、
『そのステータスに対して、リスクが大きい大会』
とMLBなどにとらえられているところなんでしょうね。
新聞記事などでは『WBCどうするんだ!』という目線でとらえた記事が多いのですが、
ワタシは『大谷の今後、どうするんだ!』ということと『決して無理させんなよ』ということの方に目が向いちゃっています。
第4回WBC
もちろん興味もあり、
日本代表を応援もしますが、
サッカーやラグビーのW杯、あるいはオリンピックと同列の『世界最高峰の大会』という認識は全くないです。
エキジビションとも思っていませんが、
上記の各スポーツの大会と比べると『まあ、興味は8割ぐらい』というところです。
今大会に限って言えば、
この大会での日本の勝ち負けよりも、
『大谷が一体、世界のビッグネームに対してどんなパフォーマンスを見せてくれるんだ!』
ということばかりに興味が行っていました。
ということで、
『大谷が投げない』
ということが確定したので、
なんだかかなりテンションも下がり気味です。
もともと、
『おらおら~これが日本の野球じゃ~』
と世界に示したい気持ちなんてもんはあまりなく、
ひとつの大会としてとらえていましたので、
『楽しみだが、入れ込まない』
って感じになっています。
それよりも大谷の状態が、
とても心配です。
チラッと新聞記事には、
『将来的には手術が必要かも・・・・』
なんて書いてあったので、
とても心配ですね。
とにかくワタシが応援しているアスリートたち、
大谷をはじめ、テニスの錦織やボクシングの井上尚弥など、
『世界超一流の技術』
を持った選手たちが何とか故障、ケガをしないように・・・・・
そればかり気になります。
全豪オープンでの錦織の試合でも、
すでに3セット目ぐらいからしきりに腰を気にしてストレッチをし始めた錦織に対して、
なんだかそのことばかりが気になってしまいました。
井上尚弥の試合を見ても、
豪快なKO勝ちの後には、
いつも『拳、大丈夫だったかな?!』
ということが気になります。
とにかく世界で活躍するアスリートが、
最高のコンディションで『世界の大舞台』に立てるよう、
祈りに似た気持ちがあります。
大谷については、
ワタシは、WBCが決して世界の大舞台だとは思っていないので、
『こんなところで無理をして、将来に禍根を残さないよう・・・・』
それがまず頭の中心を占めます。
まあ、
『大谷を見に』
チケットを買っている身としては、
少々残念な気持ちはありますがね。
じっくりと、しっかりと体を仕上げて、
4月のペナントレースに万全で臨めれば、
それ以上のことはないです。
侍ジャパンの小久保監督。
『勝ちたい』という力みもあるでしょうが、
どうか≪無理使い≫だけはしないようにしてください。
WBCの投手編成については、
前回の大会でもわかっていたことながら、
当初ファンが期待した編成には程遠いものになってしまいましたね。
マー君、マエケン、ダルビッシュに大谷……
なんて『世界トップのローテーション』なんて夢を描いていましたが、
『夢のまた夢』になってしまいました。
下手すると、
昨年の侍ジャパン強化試合でボコ打たれした悪夢が、
蘇るかもしれません。
そうなると勝つには、
打って打って、打ちまくるしかない……
『足と小技で取った得点を、強力投手陣で守り切るスモールベースボール』
という目論見は、
根本から見直さなければならないかもしれませんね。
しかし首脳陣にとっては、
ここからが本当の腕の見せ所。
いわば『メッシがいないアルゼンチンサッカーをどう勝たせるか』・・・・・という重い命題を突き付けられたということ。
しかし小久保さん、
これでいい成績残したら、
いよいよ【名将】としてプロ野球監督の座が待っていますよ。
がんばりなはれ。