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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜高校野球第3日  苦闘を超えて・・・・視界良好!日大三

2011年03月26日 | 高校野球

センバツも第3日。
第1試合では、日大三明徳義塾の、
力の入った対戦がありました。

日大三は優勝候補の筆頭。

しかし、この日の試合は三高の"いつか見た負けパターン"がいくつも飛び出し、
いや~な展開でしたね。

まず、
練習試合がほとんど行えなかった中で、
心配されていた実戦不足が出ていました。

吉永投手も四球が多く、
しかも予想通り明徳義塾の馬渕監督に、
投球パターンを完全に読まれていましたね。

この苦闘の中、
よく明徳のあの鋭い振りの打線を5点に抑えました。
特に8回勝ち越されたあとの無死2・3塁のピンチを、
よく0点に抑えきりました。

打線も先制点を挙げた後一気に試合を決めきれず、
すぐに明徳に逆転を許しました。

しかも8回、
心配されていた守備の乱れから、
日大三高が負けるときに顔を出す”バタバタ”が出てしまいました。

8回に勝ち越されたとき、
『やはり神宮大会優勝校のセンバツ初戦は難しい』
ということが頭を掠めました。

しかし勝ち越されたときに捕手の鈴木君が負傷して、
そのしばらくの"合い間"に、
選手が気持ちを入れ替えられたのだと思います。

鈴木君にとっては痛い痛い”顔面直撃”でしたが、
チームにとってはあそこが試合の"ターニングポイント"になりました。

そしてその裏、
負傷した鈴木君の逆転タイムリー。
しびれるような戦いを制して、
【春の三高】が力強く発進しました。

この厳しい戦いをくぐりぬけた事で、
日大三高は優勝候補の【鉄板】になってきたと考えています。

吉永君に頼る投手陣に、
連戦での若干の不安は残るものの、
打線を中心としたそのチーム力は、
Vに突き進めるだけの力があると思います。

小倉監督も、
安堵したことでしょうね。

さて、
敗れた明徳義塾ですが、
さすがに馬渕監督はすごいですね。

冬場にこんなにチームが伸びるものなのか、
と思いました。

秋の明治神宮大会の戦いぶりと比較すると、
選手一人ひとりの"振りの早さ"が段違いでした。
夏までの更なる成長が、
本当に楽しみなチームです。


第3試合は、
被災地同士の戦いということで注目された、
光星学院vs水城
でした。

試合は一方的になってしまったものの、
水城のナインから『野球が出来る喜び』を感じることが出来、
とてもよかったと思います。

水城は、
チーム作りはこれからだと思います。

大敗の中にもキラリと光るものをいくつか見せてくれました。

光星学院は、
地元に帰ることができず沖縄の合宿地から直接での甲子園入り。
たぶんナインの疲労もピークに達していると思います。

そんな中、
自慢の打力を遺憾なく発揮しての勝利は、
見事なものでした。

2回戦以降にも、
期待が持てる内容でした。


第2試合の静清は、
評判のエース野村君が、
評判以上のピッチングを見せました。

いやあ、
彼のポテンシャルは本当に高いですね。
2回戦では日大三との対戦が組まれています。

強打線に対するときの彼の力、
どんなものでしょうか。
本当に楽しみな対戦です。

さて、
今日は21世紀枠の佐渡が登場。
相手は優勝候補の智弁和歌山。
どんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

それにしても、
日大三と明徳義塾の両校は、
本当にレベルの高い野球をするなあと、
感心した1日でした。


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