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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

パ・リーグCS第1ステージ 決着

2017年10月17日 | プロ野球

パ・リーグのCS第1ステージ。

1勝1敗で迎えた”決戦”は、
シーズン3位の楽天が2位の西武を圧倒。
2勝1敗でクリンチ。
福岡へのキップを手にしました。

昨日の試合。

シーズン前半『絶好調』だった楽天と、夏場に『絶好調』で逆転した西武。
しかしこのシリーズでは、
楽天がきっちりとした野球で主導権を握り、
第1戦を落としてからの大逆転劇を完成させました。

楽天としては、
やっぱりエース則本の大炎上で初戦を落とした後、
第2戦の岸、第3戦の美馬の両先発がきっちりとした投球を披露したことが勝因でしょう。

昨日の美馬も、
見事なピッチングでした。

さすがは日本シリーズMVPの実績を持つ投手ですね。
岸といい美馬といい、
『ここぞで頼りになる投球』を見せるポテンシャルを持った投手が、
2・3戦に控えていたということがすべてでした。

そして打線。
正直言って、
今もってなお楽天の打線を『怖い』とは全く思えませんが、
効果的に得点を取ることができた今シリーズは、
打線が『機能していた』ということが言えますね。

昨日はウィーラーが大爆発。
それまでの2戦のうっ憤を晴らすような3安打2打点の大活躍。
特に8回の突き放すホームランはまさに値千金。
福岡でもウィーラーの打棒爆発が、
チームの命運を握るといってもいいでしょう。


翻って敗れた西武。

まあ、
『年季が足りない』ということしか、
敗因は見当たりません。

それとやっぱり、
『投手陣の圧倒的なコマ不足』に尽きるかな。

前半連勝していたウルフが不調に陥った後は、
とにかく菊池頼みだった先発陣。

この大事なCSで、
第2戦が十亀、第3戦が野上を先発のマウンドに上げなければならなかったこと自体が、
すでに”敗因”ですね。

しかし、
それしかいないんだからしょうがない。

十亀も野上も、
投球の内容もそうですが、
メンタル面で『大試合向き』の投手ではないのは明らか。

しかしシーズン中は、
打線の援護もあって何とか勝ち星を挙げていましたが、
やっぱり”シリーズ”という名の短期決戦を勝ち抜いて栄冠をつかむためには、
彼らが5番手、6番手ぐらいに座っていなければならないでしょうね。

ということで、
来年は高橋光成や今井、
そしてドラフトで獲得するであろう(?)好投手らが、
どうローテーションの軸に座ってくれるのかが、
栄冠への鍵だと思いますね。

個人的には、
先発の枚数が足りないのであれば、
牧田をもう一度先発に戻したらどうかな?と思ったりしています。
まあ、FAの権利を持つ彼ですから、
チームに残ってくれればの話ですが。


一方シーズン中には猛威を振るった打線。
こちらも『年季のなさ』が如実に表れてしまいました。

機能していた打線が完全に分断されてしまって、
秋山、源田の1・2番に元気がないと、
こうもつながっていかないんだということを実感。

そして大試合の経験のない外崎なんか、
顔面が蒼白でプレーしているように見えてしまいました。

そんな中で『さすがは大試合の経験豊富なベテラン』というところを見せたのが炭谷でしたね。
第1戦での守備の好プレー、打撃の大爆発に加えてしっかりとしたリード。
『さすが・・・・』
というところを見せてくれましたが、
第2戦では先発十亀と『セット』で起用されていた岡田にマスクを譲りました。

すると岡田はリードの面でも打撃面でも、
ほぼいいところがなく終わり、
『やっぱり炭谷の存在は大きいなあ』
ということを再確認させてくれました。

第3戦では、
試合の中盤に早々と栗山、森を下ろして、
金子、メヒアを起用。

後半追っていくときに、
どうしても『やってくれそうな気配』が薄れていく感じはありましたが、
まあそれも結果論で仕方のないこと。

いずれにしても、
埼玉西武ライオンズの今シーズンが、
終わりを告げました。

シーズン全般を見渡すと、
本当に良くやったと思います。

何しろワタシも、
『ダントツの最下位』に予想していましたから、
こんなにチームの纏う雰囲気が変わってくるとは思いませんでした。

シリーズでは、
「年季のなさ」と「コマの少なさ」という、
課題を突き付けられましたが、
来年に期待を持って見守ることにしましょう。

このまま上昇トレンドを描けるのかどうか?
来季は辻監督にとってもチームにとっても、
非常に大事なシーズンになると思います。

しかし、
今季は今まで”そこにいる”のが当たり前だったレギュラー選手に、
辻監督が『ダメ出し』を次々に出したシーズンでもありました。

中村は4番をはく奪されて7番が定位置に、
栗山はレギュラーを奪い取られ、
代打での起用が多くなりました。
今季から『5億円の大型契約』を結んだメヒアは、
期待を裏切る打撃とそのメンタルから、
代打起用すらもないベンチウォーマーとしてシーズン後半を過ごすことになりました。
正捕手の炭谷も岡田や森との『併用』が多くなり、
出場試合数が激減。

その他にチームは、
このオフにFAの牧田の去就や、
ポスティングでMLB入りを狙う菊池がいったいいつ海を渡るのかなど、
毎度のこととはいえ「去る人」の話題が満載です。

日ハムほどの激震ではありませんが、
西武もまた、チームの変革を余儀なくされています。

今年1年、
そういったことも踏まえて辻監督が次々と布石を打ってきましたが、
来年はさらにその『辻イズム』が加速することが考えられます。

今季は打撃陣に大ナタを振るいましたが、
来季は投手陣にその大ナタを振るってもらいたい気がしています。

来年の今頃は、
『そういえば去年は、こんなローテだったんだなあ。。。。。』
なんて懐かしく思い出すような、
そんな変革、期待しています。

高橋光成、今井をしぶとくしぶとく使い続けて、
いっぱしの投手に育て上げてもらいたい!!

今年の源田、山川、外崎のように。

そうすればチームは、
栄冠を狙えるチームへと変貌を遂げていくと思います。


辻監督にすべてを任せたんだ!
四の五の言わず、
黙って『彼のやり方』を見守っていきたい。。。。

そう思ってライオンズの今季を、
締めたいと思います。


昨日は残念だったけど、
基本的には

よくやった!来年もがんばれ!

そう思っています。
(まあ、炎獅子ユニはその神通力も消えたから、着修めだろうね。)


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