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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

顔を出し始めた”生みの苦しみ”にも負けず。。。。西武、延長10回の苦闘を制しマジック6。

2018年09月24日 | プロ野球

パ・リーグの優勝争いは、
完全に西武とSBの2チームに絞られました。

とにかくこの両チーム、
9月の声を聞いてからは強い、強い。

先週の直接対決を経てペナントの趨勢が見えてきたと思いきや、
追いかけてくるSBがまったく負ける気配を見せずに快進撃。

追われる西武は、
とにかく自力で勝ってマジックを減らすしか手がないという状況で、
1試合1試合、気合いを入れて試合しています。

この優勝への苦しみを通じて、
選手は本当にたくましくなってきています。

2シーズン前まで見られた、
覇気がないと言おうか、それとも勝手に各々がやっていると言おうか、
まったく勝利に向かう一体感がないという姿は昔の姿。

辻監督の下、
1試合1試合必死に戦う姿は、
まさにワタシが待ち望んでいたチームの姿そのものです。

しかしそれだけで簡単に優勝ができるほど、
『絶対王者』は甘くはない。

SBの恐ろしさは、
何か今年この第4コーナーを回ったところで、
いやというほど感じてきています。

『俺たちこそが絶対王者だ』
という彼らのプライドは本当にすごい。

だって、
8月下旬から、
先週の西武との3連戦以外、
ほとんど負けずにここにきているんですから。

例えば8月15日から、
その西武との3連戦を除いた戦績はなんと26勝4敗ですよ。
何と勝率は.867。

こりゃあもう、
『負けない』と思っておいた方がいいチームです。

だから西武としては、
現在6ゲーム差があったとしても、
マジックが6に減ったとしても、
まったく安心はできないというのが偽らざる心境です。

それでも一昨日書いたように、
優勝者を確信できる勝ち方で西武自体も進撃しているのは確かです。

しかし、
勝っても勝っても、
追ってくる相手を振り切ることはできません。

そんな思いの中での今日の試合。
昨日もSBは快勝し、
今日も一点差ながら『負けのにおいの全くしない』完勝。

失礼ながら現在のSBと日ハムの間には、
埋めがたいほどのチーム力の差がありますね。
SBの強さは、
昨年の日本一になったチームに近づいてきた気がします。
とにかく『負けないというチカラ』は、
V9の巨人や黄金時代の西武に匹敵しますね。

そんな中で西武は、
勝ち星が伸びない楽天との対戦。

『絶対に負けられない』という意味では、
本当に大事な試合でした。

中盤までは、
失策がたくさん出るものの攻撃では三連発で3-1とリード。

しかしながら後半またも失策で追いつかれて試合は延長へ。
なんだか「勝てる感じがしない」という雰囲気の中で、
中村が乾坤一擲の勝ち越しのホームランをレフトに叩き込んで、
またも厳しい試合を負けませんでした。

最後1点リードでマウンドに上がった『中継ぎ勝ちパターン』の平井、野田。
彼らは本当にまだ年季が足りないというところを、
見せてしまいましたね。

2死から2割周辺の打者に連続四球で1・2塁にするとは、
まったく『なんだかなあ・・・・・』というピッチングでした。

このぐらいの試合のこんな場面でビビっていたら、
日本シリーズでしびれる場面を、
どうしたら切り抜けられるんですか。

開き直って、
思いっきり投げろってば!!!!

そんな厳しい場面を作ってしまいましたが、
ここで登場した『元祖クローザー』増田。
今季はずっと球が走らず苦しいシーズンを送り、
現在は『負けパターン』のリリーフに収まっています。

しかしながら、
こういったしびれる場面ではやはり年季がものをいう。
そういったことを、
感じさせてくれるピッチングでした。

これからは増田が、
最後のピースを埋めてくれるかもしれませんね。
球威自体は戻ってきています。


これで何とかマジックを一つ減らして6に。
残り10試合ですから、
6勝4敗で行けば優勝にたどり着きます。

しかしSBとの試合がまだ4試合残っていますから、
まだまだマジック6とは思えません。

明日の楽天戦、
そして木ー土に予定されているSBとの”最後の決戦”である3連戦。

弱気かもしれませんが、
「最低1勝。それも早く」
と思っています。

木曜日の第1戦で、
何としても打線が爆発して勝ちをもぎ取って欲しいものです。

走すればマジックは一気に2つ減りますから、
さすがにゴールも見えてこようというもの。

ああ。。。。
まだまだ栄冠には遠いなあ。。。。
どれだけ勝てばいいんだよ。


しか~~~~し、
そんな「生みの苦しみ」に一喜一憂できるのも、
本当に久方ぶり。

20年以上の歳月を経て、
こんな感覚がよみがえってきています。

選手たちよ、ありがとう。

苦しい戦いが続くけど、
がんばれよ~~。


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