今年の年末年始、
様々なスポーツが行われ、
スポーツ好きにとってはまさに「盆と正月が一緒に来た」ような賑やかさでした。
そんな中驚いたのは、
【絶対王者】と呼ばれた学生スポーツの二大巨頭、
ラグビーの帝京大と駅伝の青学大が敗れ去ったことですね。
両チームともに、
事前の予想では「今年も絶対」と言われていましたからなおのこと、
この敗北にはビックリしました。
そして当たり前のことですが、
「勝負に絶対という言葉はない」
ということもまた、
しみてきました。
駅伝の青学大。
往路で誤算がありましたが、
復路はしっかりと王者の意地を見せた走りで、
「敗れてなお強し」
を印象付けてくれた、
そんな気もする今年の戦いでした。
優勝した東海大はまさに想定どおり、
いや、想定以上の走りを見せての快勝でしたが、
この優勝を見ていると、
改めて箱根で勝つというのがいかに難しいものなのか、
そのことを思い知らされました。
報道によると、
平成元年の優勝タイムは今年に当てはめると15位相当とのこと。
気象条件など様々な要素のある競技ですから一概に比べることはできないとはいえ、
30年でこんなにも高速化したということに驚きました。
というか、
進化したと捉えたらいいでしょうか。
この進化とともに、
日本長距離界も進化していって、
世界に冠たる実績を残していってほしいものです。
ちょうど昨日から新大河ドラマの韋駄天も始まりましたしね。
オリンピック、そして陸上長距離に注がれる国民の目も、
熱くなっていく一年となることでしょう。
熱い一年の始まりといえば、
なんといってもワールドカップイヤーを迎えるラグビー。
高校の決勝は桐蔭対決という、
なんだか興味のレベルも一本上がる感じになりましたね。
そんなラグビーで、
大学の王座を9年にわたり守ってきた、
まさに【絶対王者】の帝京大が、
2日の準決勝で天理大に完敗。
前人未到の10連覇はなりませんでした。
この試合、
天理大のディフェンスがとにかく良かったという印象しかありません。
素晴らしかった!
あんな試合をされては流石の王者も・・・
と思わないでもありませんが、
それでも「あの帝京大が」という思いも強かったですね。
リードされていても「いつかは逆襲が始まるのでは」と思ったりするものですが、
この試合に限っては、
なんだかそん匂いみたいなものが感じられずに、
まさにズルズルと「いつも自分達がやっていること」をやられての完敗でした。
確かに今季の帝京大、
対抗戦で明治に敗れたり、
例年とちょっと違うイメージもありましたが、
まさかこの大学選手権で敗れるとは、
予想だにしませんでした。
この試合を見ていて、
ワタシは遠い昔の甲子園の、
最強と言われた池田高校が、
1年生のKK擁するPL学園に敗れた試合を思い出していました。
「負けるわけない」
と思っていたチームが思いもかけず敗れるのを見るのって、
なんだか見ている方にもショックを与えるものですね。
しかしあの試合で高校野球の流れがガラッと変わったように、
大学ラグビーの流れも変わっていくかもしれませんね。
いずれにしても、
どんなに強いチームにも敗北は訪れるという、
至極当たり前だけど「思いもしなかった」瞬間というのを垣間見て、
スポーツの奥深さを感じた正月になりました。
青学大を破った東海大は悲願の初優勝。
果たして帝京大を破った天理大も、
悲願を達成することができるのか?
がぜん注目の大学ラグビー決勝となってきました。
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