SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

全国高校サッカー選手権 準々決勝の激闘

2019年01月05日 | サッカー

12月30日に開幕した高校サッカー。

初戦から激闘が繰り広げられましたが、
今日8強対決が2会場で行われました。

≪第97回全国高校サッカー選手権≫ ~等々力・フクダ~
【準々決勝】

青森山田(青森) 2-1 矢板中央(栃木)
尚 志 (福島) 1-0 帝京長岡(新潟)
流経大柏(千葉) 1-0 秋田商(秋田)
瀬戸内 (広島) 1-0 日本航空(山梨)

等々力では、
青森山田が力のある矢板中央を逆転で破り順当に4強入り。

青森山田のサッカーを見ていると、
何しろ足元の技術が確かだということだけではなく、
よく走るし寄せが早いし、
とにかく「一つレベルが違う」ということを感じさせてくれます。

檀崎・バスケスの中心選手の技術にため息をつきながら、
三国の高さやGK飯田のスーパーセーブの数々など、
彼らのサッカーを堪能しました。
やはり今大会も、
優勝のダントツ一番手の座は揺るぎそうにありませんね。

敗れた矢板中央も、
さすがは今年プリンス関東を制しただけあり、
互角とは言えないまでもかなり青森山田に『張る』攻守を見せてくれました。
特に守備は相手の猛攻を体を張って止めていましたが、
1点をリードして折り返したかった前半ロスタイムに失点して同点に追いつかれたのが痛かったですね。

後半は青森山田が、
落ち着いて余裕を持ってプレーしていました。

第2試合は強豪を次々に破って波に乗る尚志に対して、
帝京長岡が得意のショーパスを繋いで圧倒的に攻め続けたものの、
ミスから与えたカウンター一発で屈する形になりました。

帝京長岡としては、
悔やんでも悔やみきれない敗戦でしょう。

しかしその圧倒的なパスサッカーは、
見る者にサッカーの面白さを感じさせてくれました。

今年の帝京長岡は、
県内のライバルである新潟明訓とともに、
新潟県のレベルが非常に上がったということを示してくれました。
北信越では星稜、富山一の選手権優勝経験校を軸に、
昨年は上田西が4強進出など、
すべての県のレベルアップが著しいですね。

一方の尚志はこちらも今年のプリンス東北を制しているだけに期待されていましたが、
それにしても神村学園、東福岡、前橋育英と強豪を次々破り、
そしてこの日は完全に相手ペースの試合を一発で覆ししのぎ切った。
勝負強さが光るこのチーム、
準決勝では同じ東北の青森山田との対戦です。
果たしてこの”王者”に対してどんな戦いを挑むのか、
とても楽しみです。

一方千葉の会場では、
まずは流経大柏が鉄の守備で今大会旋風を巻き起こしていた秋田商を完封。
余裕を持った戦いぶりで、
層の厚さも見せつけました。

今年はインターハイ出場はなかったものの、
プレミアイーストではしっかりと3位をキープ。
並みいるJユースの強豪に対しても一歩もひるまずに守り切るしたたかさとたくましさを併せ持っていますね。
もちろん中心になるのはDFの関川。
プレミアで半分以上の試合を無失点で切り抜けている守備力で、
今年の大本命である青森山田に迫って行っています。

最後のイスは、
初出場の瀬戸内がつかみ取りました。

インターハイ初戦完敗、プリンス中国でも下位に沈んだこのチームが、
なぜここまでチーム力を上げてきたのか、
とても興味がありますね。

もちろん彼らのCブロックには有力校は入っていませんでしたが、
それでもこの勝ち上がりは見事。
初出場での快進撃は、
見事なものです。

準決勝ではこれまでの相手とは一味違う流経大柏に挑みますが、
何かいい戦いをしそうな雰囲気もありますね。

今年は4強の対決が1週間空いて12日。
そのあたりもカギになりそうですね。
調整力はやはり、
プレミアで戦っている青森山田、流経大柏に一日の長がありそうですが、
勢いに乗って勝ち上がってきた尚志、瀬戸内がその勢いを持ったまま何とか準決勝の戦いに臨んで欲しいですね。

埼玉スタジアム2002での準決勝。
すっかり「定番」となってきましたが、
新国立競技場が竣工したら、
また国立に準決勝、決勝(ならびに開会式&開幕戦)が戻ってくるのでしょうね。

ワタシとしてはアクセス上、
その方がありがたいのですがね。

ということで、
1週間空いた準決勝、
楽しみにしましょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東海大学 悲願の箱根を制す! | トップ | 絶対王者が敗れ去る時 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

サッカー」カテゴリの最新記事