SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

箱根駅伝 新強豪校の誕生

2010年01月04日 | スポーツ全般
今年の箱根駅伝は、
往路を柏原の快走で逆転した東洋大が、
そのまま逃げ切って2年連続のVを達成しました。

監督の交代、
4年生の層の薄さなどの不安要素をものともせず、
エースの"山の神"柏原を中心に、
全員がそつなく自分の走りを全うした、
チーム力の勝利といえるでしょう。

柏原ばかりが目立ちますが、
他の9選手の安定した走りは、
他校を一歩リードしていました。


昨年のシード落ちから、
見事に復活を果たした駒沢大は復路優勝。
総合でも2位に入る健闘を見せました。
強豪復活のにおいがプンプンします。

来年の箱根駅伝も、
順当に行けばこの2校が抜き出た力で覇権を争うことになるでしょう。
来年はもっと両校が肉薄し、
激しいバトルが展開されると思います。

そのほかでは、
中央大の復活も印象付けられました。

そして、
初のシードを獲った城西大、
念願のシード獲得の青学大の健闘が光りました。

反対に、
出雲・全日本の2大駅伝を制し、
優勝候補の筆頭に上げられていた日大が失速。
流れをつかめないまま、
なんと15位に沈んでシード落ちとなりました。

同じく候補の早稲田も、
最初からついに流れをつかむ事ができず、
7位に沈みました。

雪辱を期した日体大は、
6区山下りでの大失速が響き、
その後はシード権確保に汲々としてしまいました。

往路4区までトップ快走の明治も、
結局はシード権ぎりぎりの10位でのフィニッシュ。
箱根の難しさを痛感させられた事でしょう。

今年も悲喜こもごもの箱根路でした。

選手の皆さん、
お疲れ様でした。

それにしても、
年々箱根駅伝の人気は上がってきていますね。

小湧園前とか、
鶴見の中継所の前の黒山の人だかり、
驚いてしまいます。

ことさらドラマ性が強調されるという昨今の風潮もありますが、
どうか『テレビ局主導』の大会になりませんように。
『ドラマでっち上げ』が分かったとたん、
それはスポーツではなくフィクションの要素を含んでしまう事になりかねませんから。

これからも、
スポーツには筋書きはない、
予定調和はないんだということを見せてくれる、
箱根駅伝であって欲しいと心から思います。



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