こんなにかわいそうな試合って、
あるのでしょうか。
昨日の高校野球岡山県大会決勝での話です。
決勝は選抜出場の創志学園と玉野光南の好投手対決となった岡山県大会。
両投手とも、
噂にたがわぬ好投を見せて、
試合は玉野光南1点リードの1-0で最終回へ。
1死1塁としたこの回、
創志学園は次打者が投ゴロ。
これをさばいたピッチャーからボールが1-6-3と渡りゲッツー。
ゲームセット!!
玉野光南はマウンド付近で歓喜の輪を作り、
監督はベンチ前で満面の笑顔を作って、
がっちり女子マネと握手。
玉野光南の甲子園出場!!
とだれもが思いました。
しかし創志学園のバッターが、
『足に当たっています』
とアピール。
球審はそのアピールを認め、
ビデオ判定へ。
その結果判定は覆り『ファール!』
1死1塁の場面で再開となり、
一度切った気持ちを立て直すことができない玉野光南は、
その後攻め立てられて4失点。
1-4と”勝ったはず”の試合に敗れ、
”獲ったはず”の甲子園切符は、
するりとその手からこぼれ落ちたのでした。
創志学園の打者は、
当然のアピールでしょう。
しかし、
あそこまで『歓喜の時間』を演出しながら、
その後に『ファールでした』と言われても、
玉野光南ナインにしてみれば、
気持ちを立て直すことはできないですよ。
本当にかわいそうなゲームとなりました。
審判がなんだか判定に自信なさげで、
そのことにワタシは不満がありますね。
すぐに『ファール』とコールすれば、
あそこまで玉野光南ナインの気持ちが切れることはなかったのではないでしょうか。
ビデオ判定の功罪、
極まった感じの”判定”でした。
勝った創志学園は、
何も気にすることもありませんから、
胸を張って甲子園で戦ってきてほしいと思いますが、
返す返すも玉野光南ナインがかわいそうで。。。。。。
監督さんは恨み言一つ言わず、
実に潔い態度でした。
これからが期待される監督さんですね。
それだけに、
審判の判定には、
試合には流れとか様々な要素があるだけに
『よりプロの裁き』
を求めてしまいます。
この苦い教訓をもとに、
もっと研さんを積んでほしいと思います。
これは、
高校野球の『地方予選のお涙頂戴トピックス』ではないですよ。
もっと重大な、
『教訓』として語られるべき試合です。
玉野光南のナインは、
まさに『優勝旗なき優勝』、
残念ですが、
これからの彼らの人生に幸あれと、
祈らずにはいられません。
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彼らが数年後、笑いながらOB会で『惜しかったよなあ・・・・』なんてこのことを酒の肴にできるぐらいになったらいいなあ・・・・・そんなことのみ、思っています。