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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲名古屋場所 日馬富士が8度目のV

2016年07月26日 | 相撲

大相撲名古屋場所は昨日千秋楽。

横綱日馬富士が、
結びの一番で白鵬を破り、
8度目の優勝を果たしました。

中盤までに2敗したときはどうなるかと思いましたが、
そこから立て直してきたのはさすが。
終盤まで優勝争いのトップに立った時の日馬富士の集中力には、
舌を巻くばかりです。
『さすがは横綱』
という感じです。

この勝負強さというか集中力というか、
そのあたりが稀勢の里に一番欲しいところですね、なんといっても。

稀勢の里は今場所も大事な星を落として3敗。
千秋楽に豪栄道を破り3敗を守ったから『優勝に準ずる成績』だったということですが、
なんだか『そうかなあ・・・・・』と首をかしげてしまいますね。

日本中の期待を一身に背負っているから、
なんだか負けてもいろいろと”説明づけ”をしては横綱挑戦を先に先にと延ばそうとしていますが、
今場所を見ていると、
やっぱりそんなことをしているから殻が破れないのでは?
と思ったりしちゃいます。

この12勝3敗、
しかも内容もかなり悪いという取り組みから、
『綱取りは一度白紙に戻す』
という厳しい裁定があってもいいのではないかと思います。

それにしても・・・・・・ですねえ。

解説陣はしきりに『次に期待するのは正代』と、
未来志向になってきたと思わせるような発言も続きました。

ワタシも正直、
『これだけチャンスを上げているのに逃し続けるのは、やっぱり横綱にはなれないということを示しているのではないだろうか。天の配剤ってやつなのかなあ』
と思います。

まあ、
金曜日でほぼ「決まり」と思っていたので、
昨日、一昨日は高校野球にかまけて実況も見なかったのですがね。。。。。
ハイライト映像を見ると、
『う~ん、なんだかなあ。。。。』
って感じの相撲ですね。


白鵬は、
勢戦で痛めた親指の状態がよくなかったのでしょうね。

まあ、
これからは緩やかに下り坂を下っていくでしょうから、
どのあたりで折り合いをつけて・・・・・というのが彼に関する注目点ですかね。

今場所は『執念』というのも見えなかったので、
それに伴う”ダメ押し”とか”エルボー”が発揮される場面もありませんでしたから、
批判の矢面に立たされるということもありませんでした。

今後どうなるのか?
それは”彼のみ”ぞ知るところ。

横綱の鶴竜、
そして大関陣。

もうちょっと土俵を盛り上げてほしいものです。
今場所カド番の照ノ富士は千秋楽でようやく勝ち越し。
今場所は横綱、大関の一人ずつが欠けていたので、
なんとかここまでたどり着いたという感じですかね。

そのラッキーを、
今後に生かしたいところです。

豪栄道も、
なんか冴えませんなあ。。。。。。

琴奨菊は、
初場所が彼の土俵人生のピーク?
それじゃあ、寂しすぎますよ。
捲土重来を期待していますが、
どうでしょうか。


それ以下の力士では、
確かに正代の取り口は目立っていましたね。
大物になる要素は持った力士だとは思います。

そして、
ちょっと前までは『平成生まれの初めての力士』と言われた高安も、
小結で11勝を上げました。

この力士は好不調の波が激しいので、
今場所を見ただけでは何とも言えないのですが、
一皮むけたのではないかという期待もあります。

けがの多い勢や、
まったく元気がなく得意のにらみもむなしく映った琴勇輝なども、
元の『元気者』に戻っていけるでしょうか?
人気者の遠藤も、
そろそろ本格的にけがを治すことが要求されてくる頃でしょう。
このまま終わる力士ではないはずです。

一方元横綱・貴乃花が手塩にかけて育てた貴ノ岩がブレークの兆しを見せました。
一時の停滞から抜け出してまた動きの良さを見せてきた嘉風にも、
来場所以降期待がかかりますね。

それにしても、
大相撲人気は完全に定着した感がありますね。

広島カープ、ラグビー、そして大相撲。

観客動員が低迷していた時期があるこれらのスポーツが、
今や大人気なのを見ると、
地道な努力こそが必要だということがよくわかります。

大相撲はこの人気に胡坐をかくことなく、
改革のスピードを緩めないことです。

そして、
誰もが見て楽しく血沸き肉躍る、
そんなドキドキを味わわせてほしいものです。


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