世の中では、自民党、主に安倍派の国会議員たちの…
「パー券裏金問題」が騒がれています。
(もちろん一番派手にやってたのが彼らというだけで、他は潔白なんてはずはない)
検察が議員秘書などに聴取していますけれど…
いまだに「大物議員」が聴取のために引っ張られた、なんて話は聞きませんね。
個人的にはあんまり期待し過ぎない方がいいのではないかと。
検察官たちはトップの人事を内閣におさえられてる公務員ですからね。
それにいま問題になっている人は、いずれも毛並みの良いお坊ちゃまたちで…
いわゆる、日本のエスタブリッシュメントですから。
かつて逮捕、収監された田中角栄とは別の人種。
言いたくはないけど、現実問題として、今の日本には「平民」と「上級国民」とが…
厳然と存在しているようです。
まるで「一人殺したら殺人者、1万人殺したら英雄」というのとおなじですね。
そして、表向きは自由主義だ、民主主義だ、基本的人権だ、法の下の平等だと言いながら…
その実、社会は江戸幕府があった封建時代と同じような仕組みで動くことを欲している。
支配階級だけでなくほんとは庶民もそれでいいと思ってるんじゃないんですかね。
心のどこかで。
一般大衆に「市民としての自覚」がない…
というか「市民」になんかなりたくない。そして前近代の農奴のような立場でいたい…
と、むしろ自らが志向しているのではないかとさえ思います。
「お上」に盾突いてお仕置きされたり、周りの仲間から浮いて仲間外れにされるよりは…
今のままがいい、と。
寝た子を起こすな、より先に「せっかく寝てるところを起こさないでくれ」なのでは?
これではどんな近代的な政治思想も効力を持たず、近代的な社会体制を構築するのは不可能。
そして汗水流して働いたお金の大半を「年貢」として(現代の税ではなく)かっぱらわれたとしても…
「お殿様に逆らわずおとなしくしているのが間違いねえだ」という根性が…
精神の深いところを支配しているのでは、社会は変えようがないです。
そして、世の中を見渡して物を考えたりすると、辛くなるから…
自分の見たい物だけ見て、聞きたいことだけ聞いて、とりあえず好きなことをして…
たとえつかの間でもいいから、安穏な暮らしをしていたい、のが大衆のホンネではないかと。
偽りの平穏であってもいいから、それを乱すような者は「ムラ」から追い出したいと。
「おらがムラの先生」たちがやることにケチを付けるのは、敵だと。
そういう気持ちが、表立って自覚はされていないけれど、どこかにあるから…
だから、こういう世の中になっている気がしますよ。
それじゃあ、実質国民負担率62.7%とかになっちゃっても…
(江戸時代の、しかも悪辣な部類の封建領主が取った年貢よりひどい)
大阪万博の関連予算を全部含めると10兆円を超えるようなことになっても…
(維新の吉村知事は経済効果3兆円とか言ってたけれど、そんなもの吹き飛んじゃう)
具体的な行動を起こさないのもわかります。
歴史上、民衆の負担率が7割になって、暴動にならなかった社会は無いとも言われるけれど…
もともとこの国は宗教で国民を洗脳して無理やり戦争国家を作り出し…
その後「脱洗脳」もされていないんですから、どこまでひどい目に遭っても、黙ってるかも。
国に逆らうのは悪い事だから。国は絶対的な支配者だから。
それはもう国家全体がカルト化している、ということ。
体質的にカルトなんだから、カルト宗教に、政治が汚染されていても不思議ないです。
もともと宗教カルトと親和性の高い国家、社会なんだから。
できれば、そんな国からは出て行きたいけれど…
(ウヨから「出ていけ」と言われるまでもなく)
それも無責任だから、そして親の世話から逃れられないのだから…
せめて税金だけは、なるべく払いたくないと…
「やつら」が「下々」から取れるだけ取って「上」で山分けするような原資は払いたくないと…
思ってきました。
それもあって、もう引退しようと思っていたのです。
でも、法的にも、道義的にも「やつら」に払わなくて済む働き方があるみたいなので…
引退宣言は撤回して…
またちょっと、在宅で仕事してみようかなと、いま思い始めています。
現代は物理的な距離を実質的にゼロにする、通信技術があるのだから…
ここに居ながらにして、海外の会社から仕事の依頼を受けて…
海外の市場でそれを売り出して、利益を得て…
その報酬を海外通貨で受け取って、海外に作ってある自分の口座に振り込んでもらって…
ストックするという。
これだと、あの面倒なインボイス制度にも関係しなくていいということなので。
具体的には…
相方として旧知の親友、イタリア人のFのほかに、もう一人さらに別の国の人と協働して…
3つの国の人間で一つの著作物を一つの名前で書いて、ある国の会社から報酬を得て分けようと。
これだと国税は収入の実体をつかめないし、所得税を日本国に納める、法的・道義的義務もない。
版元がある国にはもちろん払いますけれど。
Fが日本で働いていた頃日本で税金を払って、イタリア政府に払う義務がなかったのと同じ。
東京でインド料理店を営むインド人が、インド政府に所得税を払う必要がないのと同様。
(払ったら「二重取り」になってしまうでしょう)
合法だし、道義的倫理的にも、満天下に恥じることのないことです。
海外だと印税率は日本の何倍も高いし。銀行預金の利率も日本のほとんど無に等しい利率と違うし。
高度情報化社会の恩恵を、十二分に利用しない手はない。
これで、ちょっとやってみようかなと思い始めています。
まだ実行するかどうか、実現できるかどうかわかりませんけれど。
上手く行っても他人様から妬まれるだけでしょうから、内緒にしますけれどね、多分。
でも、こんなカルト国家で「上級国民」に「年貢」を払って、邪悪なことに使われるのは…
もうこれ以上ごめんだ、と思っています。